鈴 木 浩 之のブログ一覧

家の車庫に、３年ほど前から車検が切れたままのバイクが置いてあった。
車検が切れる直前のころの自分は「しばらくの間、バイクはお預けだな～」って、どこか自分に誓っていたように思う。

当時の自分が抱えていたモノは何？
高３　二女の進路問題、学費は？生活費は？
前年に長女は専門学校に進み、新居に引っ越しを終えていた。
次女の進路が決まり、新居に移り住んだその年の暮に、長女の就職先が決まり、他県に転居することになった。
自分の趣味なんかにお金をつぎ込めない・・・とか、節約しなきゃ・・・節約しなきゃ・・・・
そんな考えが頭の中を支配していたんだろう。

そして子どもが巣立つ時期と前後して、空の巣症候群に陥って行った。
心の中は　廃人　になって、何もしたくなくなって、消えてしまいたくなっていた。
ひとりで苦悩して、ひとりで悶々として、行動を起こす事に疲れて、現実を受け入れる事も出来なかった。
（他人から見たら　馬鹿げてる、笑っちゃうようなハナシなんですけどね。）

あることをきっかけに、この車庫の中のバイク、車検を通す事にした。
実は小さなバイクは何台も持っていて、古いバイクを直して乗ってみたり、義兄からもらった不動バイクを直して遊んではいたのだ。でも一時的に熱中するものの、「やっぱり・・・」が残っていた。

やっぱりこのバイクが好き。　このバイクに乗りたい。

染みついた重い気分の中に見た、わずかな光？（大げさだなぁ）
「明日死んじゃったらもうこのバイク乗れないよね。ひょっとしたら仕事で怪我して乗れんくなっちゃうかもね。この先いつかって、乗れるのは今かも知れないね」
車検に持ち込む時に、バイクのマフラーで火傷した。熱いし痛い！で、好きな事するにも困難は有るわなと知る。
車検から上がり、久しぶりに公道に出た。心にのこっていた「やっぱり・・・」は、これだったと確信する。
任意保険に加入、好きな事するには面倒な事もあるし出費もある。
そして先日、恐れていた請求書が届いた。

・・・あれ？車検費用、けっこう安いやん。

ならば！という訳でもないけれど、前々から気になっていた「刈り払い機」を買う事にした。
壊れているけどまだまだ使えていた食卓の照明を取り替えてみた。
そしたら何か目の前が明るくなった（笑）

自分はいったい、今まで何を心配して来たのだろう？

長女には就職してから一切の仕送りをしていないけど、現実には心配していた何事も起こってはいない。
次女はこの先も学費と住居費と必要だけど、まあ働いていけば何とかなるかなぁ～って思えるようになった。
なんともならなきゃ裏切っちゃえばいいか。ゴメン！って。もう本人も成人する歳なんだしなぁ。

取り巻く環境は何も変わっていないんだけど、何かが変わった。
不安はそのまま、頭の中のモヤモヤはそのまま、孤独感も淋しさもやっぱりそのままに有る。

・・・変わったのは「自分の好きな事」をちょっとだけやり始めた事。　

今日は自由な日曜日だった。ＰＣの前でイジイジしてないで、ぶらりとバイクで出掛けよう。（＾＾！

土曜日に久しぶりにDT５０で林道の巡視に出かけた。（お仕事です）

けっこうイイ調子で走っていて、なんともないフラットな直線で思い切りコケました。
先日の台風で出来た轍の雨裂に気づくのが遅れてしまったんですね～。

フロントから顔面ゴケ。　ヘルメットのシールドは真っ二つに割れてしまいました。左親指と右の肋骨を負傷。DTは　ほぼ無傷で無事に家まで帰ることが出来たのが何より。

痛い週末になりました。

今日は「キリン」観に行くぞ！　と心に決めたら、出かけるまでの時間にカタナに乗りたくなった。

フラリと出掛けていって、Ｒ１５３から外れたところでまさかの路面凍結！　ヤベェヤベェ。。。

慎重に、慎重に、路面をにらみながら黒田ダム湖へ。

映画館は名古屋の駅裏だから・・・バイク置き場に困る。　クルマで行こうか？でもいい天気。
原付の駐車スペースに停められるスクーターを選んでいざ出発。

「キリン」の原作は、東本昌平さんのコミック。　１～４巻を映画の標準時間内に収めるのはとっても大変だったろう。　ストーリーの組み立てや登場人物の背景を微妙にアレンジしてストーリーの辻褄を取っている辺り、製作の苦労が伺えます。

影響を受けやすいオイラなので、帰り道を考えるとスクーターで行って正解でした（失笑

車検からあがりました～。

Ｒショックの部品納入日が未定なんで、とりあえずバイクを受け取ってきました。

久しぶりに軽トラから下ろすの緊張した！足場がネジれちゃっててグラグラするし！！

無事に下ろして写真、撮りました。

やっぱカタナ、かっこいい！
<a href="/image.aspx?

めちゃめちゃカッコイイわ。　惚れぼれする。