昔使っていたフィルムカメラ 「PENTAX ESPIO 140」編

昨日の日記で、アメリカの写真事情を紹介しました。
そのときどんなカメラで撮ってたの？という疑問にお答えして、紹介しようと思います。
実際には、そんな質問はありませんでしたが・・・・

ペンタックスのコンパクトフィルムカメラ
「PENTAX ESPIO 140」


まあ、普通に使うには充分なカメラでした。

望遠も140mm。レンズがニョキニョキ伸びます。天狗みたいですね～


ウラブタの注意書き。「フィルムはISO400のご使用をおすすめいたします。」


え～？なんでISO400なの？
これはあとで解説します。

フィルム室はこんな感じ。ネガを見たら上下逆に写っているので、おかしいなぁ・・・と思ったら、右から左へ巻き取ります。この方が小型化できるんでしょうね。たぶん。


ちなみに、電池を入れてみたら問題なく作動しました。まだまだ使えそうですが、使うか？というと微妙な感じ。

このカメラのスペックを見てみましょう。検索したら簡単に見つかるので助かります。

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フルオート35mmレンズシャッターカメラ

レンズ：
SMCペンタックス　38-140mm / f4.5-10.2（ズーム比3.7倍）　7群9枚
電動ズームレンズ　非球面レンズ使用　画角59°～17.5°　

オートフォーカス：
5点測距パッシングオートフォーカス式（マルチAF、スポットAF切り替え可能）
　フォーカスロック付　

撮影距離：
［ 38 mm 時］0.73m～∞　
［ 140 mm 時］1m～∞（最大約1／6.9倍）　
遠景撮影モード付

シャッター：
プログラムAE電子式シャッター　オート：約2秒～約 1/400秒　
バルブ： 1/2秒～5分

電池： 3Vリチウム電池〔CR123A相当品〕1本

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なぜISO400推奨なのか？

望遠端のｆ値が10.2って、天体望遠鏡のようなスペックで、カメラとしてはありえない暗さ。
ISO400を使わないと、望遠での撮影ではブレブレ写真連発です。
じゃ、ISO800を使えばもっと良さそうな感じもしますが、シャッタースピードが最高で1/400。
うーむ・・・　これでは屋外では使いにくいです。

要するに絞り込んで撮影することでなんとなく全体にピントが合う、ファミリー用スナップカメラという位置付け。
まさに世紀末のコンパクトフィルムカメラというスペックのような気がします。
ただし、いろいろ調べてみると当時の普及型コンパクトカメラってどれも似たようなスペックで、このカメラだけが特別というわけではありません。

そうは言うものの当時は気にせず使っていたわけだし、家族の記録をしっかり残してくれたのも事実です。
愛着もあるカメラだし、今後も大切に保管しようと思います。

このカメラを買う前に京セラのコンパクトフィルムカメラを使っていました。色がシャンペンゴールドで気に入って使っていたのですが、２年ぐらい使ったら壊れて動かなくなった。そんなわけで買い換えたのですが、このカメラを買うときに「どんなカメラでも下取りｘｘ円。壊れていてもＯＫ」の対象として処分されてしまいました。


昔使っていたデジタルカメラ編も予定しています。