困ったときはお互い様ですから。

うちは地元のＫ紙をメインにＡ紙、Ｙ紙、Ｍ紙、Ｓ紙、Ｎ紙とスポーツ紙を扱う合売店です。
隣のエリアはには各紙の専売店があります。
隣のエリアと接している地区には最近アパートとかが出来てて微妙な激戦区です。
でも・・・。うちの業界はエリア分けがきっちりしてるはずなのすけど・・・。
それなのに。。。あるアパートのB,C,F,H号室はうちで配達してるのに、
D,E号室は俺が行くと既に新聞が届いている。。。
こんな感じの所が結構増えてきてるんだよね。。。
うちの店の営業努力不足で客を取られているって言われれば確かにそうなんだけど。。。
この隣接するグレーゾーンみたいなエリアは
先代、先々代からお互いに上手く融通しあってきた所なので
昔からあった所に関しては今更グダグダとは言いません。
でも新しく出来た家とかアパート等にまで入ってこられるのは如何な物かと・・・。

そんな隣の店の配達員サンの車が狭い道に斜めに置いてあった。
『ナンだよ！邪魔だごど！！ここはうちのテリトリーだっつーの！！』
ってブツブツ文句を言ってたら。。。
配達員のじいさんが困ったような顔をしてうろうろしてるの。。。
早朝４時なので辺りはまだ暗いし街灯もないしましてや人通りなんて全然ないし。
たまたま俺が通ったから良かったような物の。。。
一応『どーしたんですか？？』って声をかけてみたら。
「バッテリーが上がってしまって。。。」
『あっ！じゃーケーブルを積んでるから繋ぎますよ！』
「あ～済みません。お願いします」
ブースターケーブルでバッテリーを繋いで無事にエンジン始動。
「ありがとうございます！助かりました。」
俺の車に積んである新聞の束を見て「どちらの新聞屋さんですか？？」
『◎田の●橋です。』
「あ～！そーですか。●橋さんの所のねぇ。ホントありがとうございます。」
『まー！！困ったときはお互い様ですから。気を付けて！！』
って言って別れた。

これで隣の店には貸しを作ったぞ！！wwww