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先月父が亡くなった。何の前触れもなく突然に。この週末は京都に帰省してクルマの後片付けをすることにした。
実家を離れて何年もして買ったクルマだったので思い入れは少ない。たまに駅まで送ってもらうぐらいだったし、自分で動かすのは父がなくなってからが初めてだったし。それでも当たり前だが母には11年分の想い出もある訳で、しんみりしてしまうのは仕方がない。
最後に洗ってやる時間もなく高齢者マークを剥がした跡が残ったままで、車内には犬の毛がいっぱい落ちている。たった3.1万kmしか乗ってやれず、その後を引き継ぐこともできない。このまま廃車にしてしまうのはいろんな意味で申し訳ない、ホントに。
有難う、さよなら、父のティーダ。

納車から4年と10ヶ月でようやく4万kmに到達、自宅駐車場でキリ番を撮ることができた。
最初の3年で3万だったのにあとの2年でたった1万しか走らなかった。予定では今頃5万近くまで行っている筈だったんだけれどね。コドモの15歳の誕生日のお祝いになったのかどうか、奴は今日は乗っていないから関係ないか。

最近クルマ以外に時間をかけることができたので遠出はご無沙汰していた。仕事が忙しくて時間が取れないってのは言い訳だったと思う。休みを取った日に久々に、ホント久々に日の出前から出かけてみた。
甲州街道から松本に出て、安曇野から白馬を抜けて新潟県まで、片道350kmを往復オール下道で走った。食事と温泉と少しの休憩以外は殆ど運転していたけれど、多少腰が痛いのと眠たいのを別にすれば飽きもしなかったし苦痛でもなく、トコトコと愚直に走った。
糸魚川の道の駅で買った干物は次の日に美味しく酒の肴になった。帰り道に花火が上がる時間にまだ諏訪湖あたりを走っていても、帰宅が日付の変わった時間になっていても気にしない。
横浜に住んでいるとなかなか見られない日本海が見えて嬉しい。やっぱり自分はこれをする人やね。

ブレーキランプのバルブが切れた。コドモに指摘されて初めて気付いた。これまで玉切れのクルマを見て「バカなやつ?」と思っていたけれど、人に言われなきゃ気付かないものなのね。当たり前だけど。
でディーラーで交換してもらうと数千円コースだろうから自分でやろうと思った。バルブの種類はマニュアルに載っていたけれど、トルクスネジの種類がよくわからない。ドライバーをホームセンターで買えばいいやと思って「工賃いくらですか、じゃ高いから自分でやります、秋に車検お願いするから今回は勘弁して下さい、ところでどんなドライバーを準備すればいいですか？」なんて台詞を用意して、一旦ディーラーに持ち込んだのだけれど。
いつものメカさんが「バルブ切れだけだったらサービスでやりますよ」だって。すっごい拍子抜けした。でも断る理由は全くないから効果してもらうことにした。所要時間10数分ってところ、あっと言う間だ。ホント有難い。
写真のキャトルは中古車コーナーにあったやつで、ディーラーで扱うのかとびっくりした。初年度登録が昭和63年なのに7万kmしか走っていないのだと。77.8万円が高いのか安いのか、正直よくわからないなぁ。

箱根のいつもの温泉までドライブした。前はワンコインだったところ今年から800円に値上がりになったのは残念、でも相変わらず貸し切りで良い湯を独占出来るのは嬉しい限りだ。ここの風呂では誰かと一緒になった記憶がない。今日は前回より硫黄の匂いが強かったような気がする。
帰り道に小田原を目指したのが大失敗で、大平台あたりから湯本のR1がちっとも進まない。行きと同じく、少々遠回りになっても御殿場からR246に乗るのが正解とわかった3連休最終日だった。