
今日はいよいよ、憧れのしまなみ海道を走ります。
朝6時起床。
7時に朝食をいただき、したくを終えて宿を出発しようというとき、宿のお母さんがナマコの美味しさの秘訣を教えてくれた。
なんと生簀にナマコがたくさん。
新鮮で美味しいわけです。
ナマコは牡蠣よりも美味しい時期が短く、11月から3月までだとのこと。
良い時期に良い宿に泊まれたことに感謝。
別れ際にお母さんにもらった品種が謎のみかんをバイクにくくりつけ、8時に出発。
しばらく走ると、2つ目の橋が見えてきます。
大島と伯方島を結ぶ「伯方・大島大橋」です。
すべての橋がそうですが、自転車と歩行者のためのアプローチは、斜度3%程度の緩やかな坂になるように設計されています。橋を渡るたびにくねくねと坂道を走るのですが、これが橋への期待感を高めてくれます。
橋の上からの眺めはこんな感じ。
伯方島に入り、しばらく走っていると、造船所が見えます。
これもしまなみ海道らしい風景。
伯方島では、開山公園展望台に寄り道。
またヒルクライム。この旅では、なんだかんだ結局毎日坂を登っています。
しまなみ海道の絶景を満喫したければ坂を登るべし、ですね。
標高150mの展望公園に到着。遠くに多々羅大橋が見えます。
ここは桜の名所なのですが、残念ながら桜はまだつぼみでした。
例年の開花は4/10頃とのこと。
公園では地元の方が夜桜のための準備作業をしていました。
公園で一番高い展望台に登ってみます。
展望台からは3つの橋を見ることができます。
開山公園に別れを告げてダウンヒル。
大三島橋を渡り、大三島へ。
この橋はアーチ橋なんですね。
大三島で最初の寄り道は、多々羅大橋のたもとにある道の駅。
人型のモニュメント(バイクラック?)にバイクを担いでもらってみたり。
ここで多々羅大橋を見上げながら、いちごどら焼や、宿のお母さんにもらったみかんを補給。
元気が出たところで、10時30分、道の駅を出発。
大三島の中心部にある、「大山祇神社」を目指します。
この神社は、道中で知り合った人が皆、しまなみ海道で一番立ち寄るべき場所としてお勧めしてくれた場所です。
しかし、神社に行くには緩いけれど長い峠道を越えなくてはいけない。
11時20分、神社に到着。
神木は樹齢2600年。ものすごいパワーを感じます。
美しく荘厳な境内を歩き、お参りをして、おなかが空いたのでお昼ご飯。
ところが、当てにしていた海鮮料理屋は、またも休業。。。
そこで、同じく神社の近くにあるこちらのお店へ。
ここの名物は鯛料理なのですが、毎晩海の幸をいただいてきたので、
「せんざんき」という鶏唐揚げの定食をいただく。
付け合せの酢の物がすごく美味しい。
お店の人に聞いてみると、「ざく」という鯛の皮の酢漬けだとか。
満腹になったところで大三島の東海岸に戻り、多々羅大橋を渡ります。
ループ橋をぐるりと回って高度を上げて、
橋の上はこんな感じ。
来島海峡大橋並みに海が近くて、走っていて気持ちいい。
しばらくいくと県境が。
愛媛県とはここでお別れ。
それにしてもこの橋の塔の高さは圧倒的です。
その塔の真下に来ると、なぜか拍子木をたたく少年が。
塔の脚部で音が反響し、鳴き龍になるのですね。
とても良い響きを聞くことができます。
多々羅大橋を渡り、大三島から生口島へ。
生口島から見上げる多々羅大橋。
斜張橋のシルエットが美しい。
生口島はレモンの島。橋の出口には、こんなかわいいオブジェ(ベンチ?)が。
道を走っていると、レモン畑がたくさんあって、実がたわわに実っています。
瀬戸田サンセットビーチ。シーズンオフなので人はまばらで工事中。
ビーチにもオブジェが。
さらに走ると、耕三寺。
1936年建立という絢爛豪華な建物に惹かれたのですが、時間もないため参拝は断念。
耕三寺へと通ずる「しおまち商店街」にある岡哲商店へ。
名物のコロッケ@90円也をいただきます。
コロッケも美味しいけど、コロッケを売ってくれるお店のおばちゃんのほうが良い味を出しているような。
さらに走ると、これまた、しまなみ海道サイクリングでは有名なジェラートのお店が。
立ち寄ってみたものの、寒い日なのに激込み。
かなり待ちそうだったので、残念ながらジェラートは次回への宿題に。
さらに走ると、生口島と因島を結ぶ、生口大橋が見えてきます。
橋の上からは、造船所を見下ろすことができます。
橋の上はこんな感じ。
因島に入り、ひたすら走っていると、しまなみ海道サイクリングではおなじみ?の白い恐竜が。
因島と向島を結ぶ因島大橋の手前で寄り道。
これまたしまなみ海道サイクリング、おなじみの立ち寄りスポット、
はっさく大福のはっさく屋へ。
あれ?
人影がない、、けど?
まさかの、、、
この旅ではお約束になってきた「本日休業」。
・・・・
気を取り直して、先を急ぎます。
いよいよ、この旅で最後の橋、因島大橋へ。
この橋は自動車道の下を歩行者・自転車が走ります。
金網から下を覗くと海がずっと下にある、この不思議な感覚。
向島から見る因島大橋。美しいつり橋です。
下から見上げるとかなりの迫力。
向島をしばらく走ると、尾道に渡るフェリー乗り場に到着。
すぐ目の前に見える対岸が尾道です。
フェリーが到着。
さようなら、しまなみ海道。
本州に帰ってきました。
尾道と向島を結ぶフェリーといえば、サイクリストにとっては、こちらのほうがおなじみなのかもしれませんね。
今日はさらに三原まで走ります。
尾道・三原間は、路側帯がほとんどなく、交通量の多い国道を走ります。
正直、結構怖かった。
今晩お世話になるホテルはこちら。
自転車は部屋に持ち込んでよいとのこと。
フロントの方の対応が素晴らしいです。
コンパクトながら清潔なお部屋の玄関に自転車。
洗濯機も有料ながら複数台装備。
大浴場もあり、ビュッフェ形式の朝食も6時30分からいただけます。
ライドの拠点としてすごくいいなと思いました。
晩御飯は三原駅近くのこちらのステーキハウスでいただくことに。
ロングライドでへとへとだったので、どうしても肉が食べたい!
と、お店に入ったら、三原名物、タコのメニュー、カルパッチョがある!
めちゃくちゃ美味しいです、これ。
で、ステーキをいただきました。
う、美味い!
今日のルート。
9時間で走行距離:95km、累積標高:830m。
・・・
翌日、本当はさらに足を伸ばしてとびしま海道を走りたかったのですが、天気がいまひとつだったのと、足腰がすでに悲鳴を上げていたので、朝一番でまっすぐ帰ることに。
朝の三原駅。
9:22発のこだまで福山まで。
9:59福山発の、のぞみで東京へ。
13:33、東京に到着。
総走行距離:255km、累積標高3200mの
4泊5日の自転車旅行はこれで終了。
自転車旅のノウハウもいろいろ学びました。
小豆島も、しまなみ海道もまた走りに出かけたいです。
Posted at 2017/04/02 23:03:04 | |
サイクリング | スポーツ