
ちょっと私事からテンションが上がらないので、今日はまじめにコンパクトカーのエンジンをいくつか語ってみます。
最初は、最近よく乗ってる社用車
ティーダのHR15DE。
パーシャルスロットルではとてもフリクション感の少ない、
「フぅーん」と気持ちいい回り方をするエンジン。
ガサつくタイプが多かった日産の歴代1.5Lクラスでは珍しい秀逸なフィーリングを持ってますね。
しかし、ここ一番スロットルペダルを大きく踏み込んだとき、4000rpmあたりでは
「ズォォーン」という感じの荒々しい音質・音量に急変。パーシャル域でのトルク感が豊かなだけに、フルスロットル時には音のわりには前に進む感じが弱いかな。クルマのキャラから、ゆったり乗ったほうが気持ちのいいタイプのエンジンでしょうか。
予定外のことでしたが、週なかの3日間九州へ急遽の帰省、
前にもご紹介した実家のモビリオを今回150kmほど乗り回してきました。こいつに乗ってるのが
L15A型、SOHC 4バルブV-TEC。
こいつもパーシャルスロットルで重量級(エイトとほぼ等しい1300kg超え)モビリオのボディを街中では軽々と引っ張ってくれます。でもね、高速料金所からの加速、しかもそこから登り坂となるような都市高速の流入路ではペダルを床まで踏んでもイメージ通りの加速しないのが難点でした。ま、車重もあるし、基本街中メインの実用エンジンだと思ってましたよ、今までは。
だけど、今回
7速マニュアルモードをかなり真剣に試してみて、印象は激変しました。
ステアリング上のモード切替スイッチでマニュアル操作に切り替え、1・2・3速と順に6000rpmまで回しきり、料金所からのゼロスタートを試します。
驚きましたね、このエンジンの真骨頂はここに隠れてた。明らかにプログラミングがオート時と異なってます。
音量は高まるものの、HR15みたいな荒々しい音でなく、
「ドぅぉーーん」と回転を上げつつ、十分早いと感じられるほどのGをリニアに重ねながら、オート時比
体感で2.5倍ほどの加速を提供してくれます。
やっぱ、ホンダの4気筒は違いますね。Gの盛り上がり方も音の質もトルク感も1.8Lクラスと言っていいくらい。ボリュームレンジ向けに造られた1.5Lでも他社とは明確に違うモノを持ってます。
最後は、以前レンタカーで乗った
ラクティスの1.3L(
1NR-FE)。これはちょっといけません。
トヨタの4気筒は
「ガぁおー」と回るものが多い印象ですが、こいつもそう。しかも、振動も多く、ソフトなマウントで無理やり抑え込もうとしてるフィーリングとも言いましょうか。足も柔らかいので、積極的に回す気になりません。200ccの排気量差だけではない、設計思想の違いも大きいのではないでしょうか。
話しをL15Aに戻しましょう。
これを積んだ
フィットRS。車重はモビリオ比マイナス250kg。乗ったことはありませんが、
どんだけ早いクルマかと!絶対馬力がモノを言わない、街中ではエイトよりもはっきり早いのでしょうね。
どーりで、フィットには煽られる機会が多いはずです。高速や山道では負けない(はず)のですがね。
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Posted at
2011/02/06 00:36:57