
最近の軽自動車(トール系)は,ホントに室内空間が広大で,各社しのぎを削っていることは,皆さんご存知だと思います。
軽自動車の寸法は,法律で全長3400mm以下,全幅1480mm以下と定められています。(ここでは全高は割愛させていただきます。)
さて,近頃ホンダが発表した『N BOX』ですが,これまでトップクラスの室内空間を誇っていたダイハツタントやスズキパレットを追い抜いて,更に広くなっているというから驚きです。最後発の強みといえばそれまでですが,室内長ではタントの2160mmを20mm上回る2180mm。数字にしてみれば僅か20mmの違いですが,きっと我々の想像を遥かに超えた努力をメーカーの方もされたのでしよう。
20mmのアドバンテージを得るため,各パーツはそれこそmm単位で削られた結果の事だと思います。
ところが,そんな努力など知らんと言わんばかりの石頭が『国土交通省』という名前だけ偉そうな無能官庁です。
それではここで3車の全長×全幅を。
スズキパレット 3395mm×1475mm
ダイハツタント 3395mm×1475mm
ホンダN BOX 3395mm×1475mm
私が最初に書いた軽自動車の寸法と比べてみてください。
おかしいと思いませんか?法律で3400mm×1480mm以下であればOKと定められ,各社ともmm単位で広くしようと努力をしているのに,どうして3車とも-5mmの寸法なのでしょう?
実は3400mm×1780mmの軽自動車を作っても,無能集団『国土交通省』は認可しないんです。不思議な事に,そのサイズで申請すると,3405mm×1785mmと判断するそうなんです。
だから,各社とも3395mm×1475mmのサイズで申請すると。
5mm以下の精度では自動車は作れない・・・・それが無能君たちの言い分だそうですが,現代の技術で5mm以下の精度は難しいのですかね?
私は素人ですから,現在の技術で可能かどうかは分かりませんが,少なくともカタログ数値上でmm単位の攻防を広げる各社の競争を見るに,それは十分可能なのではないかと思うんです。
各社の技術者の努力を思うとき,あまりのその温度差にどうしても無能集団だと思わずにはいられないんですよね。
僅か5mm,されど5mm,みなさんはどう思われますか??
Posted at 2011/12/07 23:18:22 | |
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