
軽のスーパーハイトワゴンの乗り心地について、完全独断の私見を書く。(異論は大いに認める)
一般に乗り心地がいいとか悪いとか言うとき、意識するしないに拘らず何かに比べて言う。
その比べるものは必ずしも車とは限らない。
が、それでは話にならないので、スペーシアカスタムTS、N BOXカスタムGターボ、タントカスタムRSにしぼって考える。
このうちタントカスタムRSは試乗もしていないので、ネットや雑誌の試乗記をふまえての想像だ。
(タントカスタムXは試乗している)
乗り心地に影響があるのは、まず唯一路面と接しているタイヤだ。
が、人はそれに直接乗るわけではないので、ダンパー(サスペンションの中でも特に)、シャシー、シート等を経て乗り心地を感じるわけだ。
だから、シートのみが違うだけでも、乗り心地の違いを感じてしまう。
また、車重も重要な要素だ。
他が全く同じなら、間違いなく重い方が乗り心地は良い。
それ故、軽は乗り心地には不利で、安っぽい乗り心地と感じてしまうことが多い。
私が軽で乗り心地が良いと思ったのは三菱自動車のアイ・ミーブだ。
重量が1トンを超え、重いバッテリーが床下にあるため、軽としては乗り心地がよく、重厚感さえある。
そのアイ・ミーブに次いで乗り心地が良いと思ったのが、Nボックスだ。
と言っても、N BOXカスタム G・ターボパッケージだ。
Nボックスの乗り心地は、N BOXカスタムの方が標準のN BOXよりいい。
これはカスタムにはフロントスタビライザーが付いているため、標準車ほど足を固める必要がなかったおかげらしい。
標準車にも2012年12月の年改でフロントにスタビライザーが付いたが、何が違うのか、乗り心地はまだ違うように思う。(2013年12月の年改では未確認)
そしてカスタムの中でも、15インチを履くターボパッケージがノンターボより乗り心地がいい。
一般にはインチアップされて扁平率が上がれば、乗り心地が悪くなると言われているが、サスペンションの設定等も変えることが多いので、こういう逆転現象はよく起こる。
それで、そのN BOXカスタムのターボに比べて、スペーシアカスタムTSは明らかに乗り心地が悪い。
タントも今回のモデルチェンジで乗り心地が悪くなっている(足が固くなっている)ので、スペーシアとはどっちもどっちだ。(ノンターボではタントの方がいい)
ただ、その両車とも、足は固いが、乗り心地がそれに見合うほど悪いわけではなく、道路の段差を乗り越えるとき、結構収まりが良かったりする。
ちなみに、スペーシアの場合、カスタムのターボ(TS)以外は、タイヤの空気圧が高過ぎるので、乗り心地はあまりよくない。
だから、スペーシアの中ではカスタムTSが乗り心地では一番良い。
結局、今回のテーマである乗り心地だけで選んだらNボックスのターボだが、走り全般で選んだら、スペーシアカスタムTSだったりする。
(余談)走りを考えると、ノンターボなら断然スペーシアを薦める。Nボックスはまだ大丈夫だが、タントは非力過ぎる。ただ乗り心地は上で書いたようにタントのノンターボの方がいい。
となると、Nボックスのノンターボは意外とバランスがいいかもしれない。
以上、冒頭でも書いた通り、異論は認める。
Posted at 2013/12/29 21:06:02 | |
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