こんにちわ。米国での名前をJohnに変えようかと思っているJohnです。
さて、ジョンクパに翻弄された週末だった。
というのも、このジョンクパにボクは過度な期待を寄せていたようだ。
ワダチではハンドルを取られ、加速すればハンドルがバタつき、高速安定性に優れず、
コーナーに段差があった日には、制御不可能なくらいハンドルがガタつき、まんま横っ飛びしていく。
この週末、ボクはほとんど首都高にいた。
用事を済ませては首都高ぐるぐる。深夜もぐるぐる。
楽しいから走るんじゃなくて、何がダメなのかを明確にするためと言ったほうがよい。
こういう不安定な挙動というのが、
ジョンクパ特有のものなのか、FFの特性なのか、それともボクの腕なのか。
結局それを見極める力がボクにはない。
なんでだなんでだって。MINIの真髄3ドアハッチのチューンドモデルがこんなはずないだろって。
BMWの血統がこんなはずないだろって。
最高のゴーカートフィーリングは単なるキャッチフレーズに過ぎないのか。
ボクはMINIの売り込みにまんまと飲み込まれたのか。
こういう車の特性を知る人に聞きまくってみる。
「FFだからってそんな特性はないよと。」
ボクは結構マジなんだが、さほど真剣に相手にされない。そりゃそうだ。
もともと走りに真剣じゃなかったのはボクのほうだからのぅ。
結局明確な回答は身近な仲間から、しかも意図しない相手からもたらされる。
辰巳PAに仲間と集まった。
ミスターK間さんとはよく顔を合わせるが、
彼がずっと前からジョンクパを所有していたなんて知らなかった。
なんせ彼は所有台数がコンパクトからスパカまで多岐に渡り、誰も全貌を把握していない。
ボクが「おかしいおかしい。マイジョンがおかしい」って叫んでたら、
ミスターK間が試乗してくれることに。
ところがっすね、このミスターK間。
仲間内で栄光の”隣に乗りたくない人No1”に輝くのだ。とにかくとてつもない走りをするそうな。
どんなもんかいなって興味本位だったが、まぁーーーーすげえ。
どう説明していいか分からないくらいすげえ。この人より速く走る人いるんかいなってくらいすげえ。
いろんなハイスペックマシンが後方から次々に迫ってくるけど、マイジョンに追随できる車皆無。
そしてボクは見た。彼はコースの要所要所すべてのポイントを把握しており、
そこに無謀さはなく、統率のとれた走りとでもいうのだろか、
何かこう、絶大な経験とテクニックの上に成り立ってるような。
仲間内の名誉ある噂とは裏腹に、比較的安心して助手席に乗れた。気がする。いややっぱ怖え。
最近は人との接点が少ないんだけど、ひっさびさに男惚れしたぜ。
おそらくミスターK間なら例えエブリィでもアヴェンタをぶち抜く気さえする。
そういう物理の法則すらすっ飛ばしそうなのがミスターK間。
テスト走行により、いくつか明確になったことがある。
まず、ジョンクーパーワークスは心配せずともめちゃくちゃ速い。
しかし、安定した走行をするには少なからず手を入れる必要があるってことだ。
そして今のボクにジョンクパの力を100%を出すスキルがない。
最後にマイジョンとジョンK間を乗り比べてみた。ジョンK間は2015年式。
ジョンK間仕様は、ブレース(補強系)、スタビ、リジットカラ、そして良いタイヤだ。
これがまぁー全然違う走りなのね。コーナーのバタ付きもほとんどなくスィーっと曲がっていく。
ミスターK間もマイジョンの評価はボクと一緒だった。やはりコーナーが不安定だと。
そして、F田仕様のアバルトに試乗させてもらった。なにこのぶりぶりフェンダー。
このぶりぶりなアバルトにカッチリスーツで乗るのがミスターF田スタイルらしい。
さてビックリしたことに懸念点の旋回性も、シングルクラッチもさほど気にならなかったんですが。
そしてシングルクラッチ。アクセル抜いた瞬間シフトすると激速でチェンジするじゃないすか。
しかもこのプロセスが楽しい!もっと早く知ってれば購入候補に上がってたのに!
これもすべてアバルトを貸す貸すと言って貸してくれなかったマクラーレンW氏のせいでござる。
もういいボクはジョンで行く。
今度アバルトを見かけたらジョンでぶち抜くでござる。
でも視界からジョンが消えたら横っ飛びしすぎて東京湾に沈んでると思ってくれ。
アバルトでPAに戻ると、
え、いやPAに入れねえし。マイジョンを返しちくり。
ボクが試乗中のアバルトを取りに向こうからミスターF田が生身で走ってきた。
へええ。首都高をスーツ姿で走ってる人初めて見たぜー。
そしてボクもマイジョンを取りに首都高を生身で走ったけどな。
あ、いやもちろん危険がないところの話だよ。
しゅうがないんでみんなで箱崎PAに。
マクラーレンW氏の後をついていったが、W氏、豪快に箱崎PAをスルー。
二人して何かこの道ちげえなって気づいた時には、どっかの田舎道だった。
そんなことばっかりしてるわけにもいかず、
町内会のもち付き大会に子供を参加させて、
おもち食べた瞬間、下の子をかっさらってまた首都高に飛び込んだり、
うまいと有名なハンバーグ屋に連れてったりした。
とはいえステーキガストのこぶしハンバーグのほうがうまいけどな。
最近アヴェンタM谷さんが、妙にグルメで高級なとこばっか行きたがるけど、
吉野家とガストを超える料理店なんて存在しないってことにいつ気づくんだろうか。
さて、先人たちの知恵を得てボクは大筋を理解した。
ジョンがジョンである為に、ボクがジョンにできることは何なのか。
それは・・・
イシカワエンジアリングに行けということだ。
わーぃパーツたくさん!
当日訪問OK!当日作業OK!主要なパーツは在庫済み!の三連コンボ。
そしてミスターK間の紹介でスムーズに話は進んだ。
イシカワエンジアリングのシャチョのイシカワさんがデモカー乗っけてくれた。
フィーリングをうまく説明できなくてゴメン。そんくらいウィークポイントが改善されてて、完璧。
レース用の足回りといはいえ、普段使いもできそうな位に仕上がってる。
吸気系から、
足回り、
もろもろ手が入ってるけど、純正から逸脱しないスタイルがめっちゃセンスいい。
MTのショートストローク化はコツンコツンとシフト入って気持ちいいよね。
あぁMTいいなぁ。
とりあえずっすね、イシカワさんに向けて
マイジョンがおかしい!おかしい!って言ったんだけど、
「ジョンクパ乗った人はみな同じこと言うよ」だとぅ。
足回りはクパSと一緒で、エンジンだけ出力アップしてるから追いついてないってな。
そうか、ジョンクパ乗った人はみんな反復横っ飛びしてたんだな。うーんみんな仲間。
イシカワシャチョ、サービスをカリフォルニアにも展開してて、ご近所さんだった。
話は弾み弾み、もう弾みすぎて、
その場でコンピューター入れてもらうことになった。
作業中、
ゴルフの方とおしゃべりしてた。DCTなんだよねーGTI。乗ってみたいねー。
でもコンパクトカーとは言えない車格だよね。
すっごいいい方で、ボクに走り方とかレクチャーしてくれたよ。
タックインとか専門用語が並んだけど、分かってる風にスルーしておいたよ。
おそらくアルミはこれに履き替える予定。デモカーとおんなじ仕様ね。
17インチに落ちるけど、たぶんスタイル的に17インチのほうがいいかも。
その後本格的にイシカワシャチョから走り方のアドバイスをもらった。
あ、この汚い字、ボクが書いてるからね。イシカワシャチョじゃないよ。
FFにはFFの走り方があるっていうのを今知った。
ちなみにFFはどう考えても3までだろ。たまねぎ剣士最強。
そしてボクがFFではやってはいけない走り方をしていたってことも今知った。
それこそ横っ飛び、そして東京湾へ沈没する走り方だったってことよ。
このあたりはジョンK間とR8K須からレクチャーを受けたいところだが、
みんな神出鬼没だからまぁ無理だろう。
さて、
コンピューターのインストールが完了。
モジュールはココにインストされますた。
えーっと製品は”NM Engineering Power Module NM.648846”で合ってるかな。
ボクの場合、パーツのレビューを数値化することもできないし、変化を感じるのもかなり鈍い方です。
よって、そんなボクが体感できるくらいであれば、それはおそらく玄人さんからしたら、
すっごい体感値だと思うっすよ。
んで、帰りの東名高速。
・・・・こ、これ・・。やばいっす。体感できるくらい変化アリっす。
んーとどうやって説明すればいいんだろ。
走行モードをMID(標準)に入れた状態だったんすけど、スポーツモードと勘違いしますた。
実際にスポーツモードにすると、
あはぁぁぁぁん。伸びるー伸びるー前に出るー!
すげーパワーでたぁぁー!めっちゃ嬉しいー!軽快ー!
でも足回りそのままだから更なる横っ飛びー!あぁー怖かった。でもスゴイ。
より一層走りが楽しくなりますた。
とりあえず、イシカワエンジニアリングさんにボディ補強系から注文を入れておいたので、
順次パーツを取り付けてもらい、レポしようと思います。
ここ数日でだいぶ成長を実感したぜ。
なんせ納車後24時間で500km走ったからのぅ。
ジョンクーパーワークスはノーマルで乗るにはちょっと危ないが、
少しでも手を加えれば最高に速く、エキサイティングなクルマってことだ。
最低限、安全に気持ちよく、それなりに攻める走り方をするなら、
車体価格プラス100万くらいは見ておいたほうが良い気がするよ。
これを良しとするか否かは考え方に依存する。
自分で手を加えてあげて、初めて本来のポテンシャルを発揮するジョンクパは、
自分で作り上げる楽しみっていうのを教えてくれるはずだ。
そして走りに深い興味を持ったボクは、
次なるアヴェンタドールSを徹底的に走り込むことにする。
ドヤリウェポンだけだったアヴェの、本来持つ能力を知ってやろうじゃないかってな。
ん?ああああー!なんでロドスタなんて注文しちまったんだー!攻めれないだろー!
あ、そういえばここ連日首都高を走ってるんですが、
走行した後の・・・
一人吉牛は最高にうまいってことに気づきました。
どーよこのMINIのキーを2つ置いたワザとらしい写真。
インスタ映えじゃないよ、みんカラ映えな。
興奮と緊張で突っ張った体を内面から癒してくれる。それが吉牛。
さぁ呪文を唱えよ。つゆだくたまごみそしるぅぅぅー。
ちょうどね、週末最後の深夜、アストンさんとバトったよ。バンテージかな?
ストレートで抜かれたけど、コーナーではかなり近づけたよ。
なんつの、首都高には知らぬもの同士の阿吽の呼吸って存在してるんだね。
え、なに?やる?OK。スタート!みたいな。
でも危険運転の領域に入ったらちゃんと離脱するよ。大丈夫ボク、チキンだから。
ジョンK間ならどう走る?って自分に問いながらアクセル踏んだよ。すっごい緊張したよ。
でも吉牛でほぐれたよ。
おおっと。そろそろ時間だ。
やれやれジョンが呼んでるぜ。