ツインターボ(改)さんのブログで、バロック系の名曲パッヘルペルの「
カノン」が
ネタにあがっていました。この楽曲を結婚式にも使ったのを思い出し(男ながらに
大泣きしましたけどw)なかなかいい曲だなぁ癒されるなぁ、と
ブログネタの選曲
に感心したのと同時に・・・
そうだ! 耳になじむバロック系音階の流れ(コード進行)は今日なにげに聞いてる
色々な楽曲のコード進行源流になっている!ということを書こうと思いつきました。
音楽の元祖ともいうべきクラッシック、その中でもバロック音楽と言えば、やはり
■バッハ「G線上のアリア」
「主よ人の望みの喜びよ」
■ヘンデル「オンブラマイフ」
■パッヘルベルの「カノン」
などの美旋律でしょう。私たち日本人にとっても、なじみ深い曲ですよね^^
で、パッヘルベルの「
カノン」は、原曲が
ニ長調ということで、このコード進行を表わすと
D → A → Bm → F♯m →G →D → G → A となりますね?(汗)
が、ギター等で弾くとなると、途中のコードがやや難儀ですね^^;
この「
カノン」の耳に美しい長調のしらべ、その主旋律副旋律は複雑に
聞こえ、実際の
協奏演奏も、そう簡単なものではないと思いますが・・・
ところがどっこい、この楽曲のベースとなる和音進行を、一般的なドミソド和音
Cコードからスタートさせて
ハ長調に変換してみます。すると、ある一定の規則
優しいコード進行の循環が繰り返されているんですね^^
そこで、
ニ長調を
ハ長調に置き換えて(「C」コードでスタート!)
この「
カノン」のコード進行をやさしく表わすと下の循環図式となります^^
■コード進行
C → G → Am → Em → F→ C → F → G
■コード循環
C→G→Am→Em
↑ ↓
G ←F ←C← F これなら、ギター入門のコードですね^^
この規則的なコード(基礎和音)進行の循環と繰り返しが、かの名曲パッヘルペル
の「
カノン」のベースになっているわけで、この優しく美しきコード進行を指して
「
カノンの大循環コード」「
黄金の循環コード」「
黄金のカノンコード」
というような尊敬的呼称で多くのカノンファンから愛されてきたようです。
カノンのコード進行と和音
カノンのコード進行と応用例
驚くことに、この今から何百年も前に創られたバロック音楽の循環コードは
洋楽邦楽を問わず、あらゆるジャンルの楽曲の中に溶け込んでいるんですね。
例えば、日本のニューミュージック系で思い出してみると・・・
岡本真夜
TOMOROW
チューリップ
心の旅
KAN
愛が勝つ
岡村孝子
夢をあきらめないで
米米クラブ
浪漫飛行 (曲サビ)
山下達郎
クリスマス・イブ (歌いだし、間奏の合成声サビなど)
など、
カノンの大循環コード、黄金のコードがかなりのベースになってる!
探せばまだ出てきそうですが、このバロック音楽の『黄金のコード進行』は
今の音楽シーンにも影響を及ぼすほど大きな遺産であることがわかりますね♪
で、ネットで調べてみると、このテのネタは、すでに沢山ありました(汗)
ワタシが今さら書くまでもないらしい(自爆)
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Posted at
2009/06/22 22:19:43