福知山線事故:被害者向け説明会 社長、具体例挙げ謝罪
外部有識者による調査委員会に (企業風土の元凶として)
名指し非難されたというJR西日本の元会長
井手正敬氏が
当時の多くを語らずに、被害者向け説明会にも出席しない
現状について現社長が井手氏の名を挙げ謝罪したという。
安全チェック機能が働く、風通しのいい社風へと自己改革。
事故の教訓を社会への戒めとして、生かして欲しいと思う。
(※写真と本文は関係ありません)
『モノを言いにくい雰囲気を作った』 と、名指しで非難されたという元会長が、何も語らない
公の場に姿を見せないなか、あえてその個人名を挙げて現社長が謝罪するのは異例だが
不透明な事故調査の過程や現状に納得しないご遺族は多い。
企業内統治秘匿性、内部告発制度の不完全さもあり、 このような独善的経営体質問題は
重大事故や反社会的不祥事をキッカケに表面化するものだが、 企業防衛に走る企業風土
というものは、JR西日本にかぎった話ではないだろう。だが、高い公共性のある会社だから
こそ、その安全体質が厳しく求められるのは当然なことである。
(閑話休題)
日本の新幹線、中国のリニア、欧州の高速鉄道を手本に、アメリカでも高速鉄道網構想
の計画が本格化しようとしているが、
JR東海は台湾新幹線700系導入実績に加えて
(台湾では多国籍な「混血新幹線」となってしまったが) 地震国ニッポンの新幹線技術の
安全性や大量輸送の実績を武器に、アメリカへの売り込みに熱心だという。
JR東日本では、 国内初の時速320キロ営業運転を可能にするE5系が、いよいよ来年
末に本格運用の予定で、営業区間試乗会でも、最高速の安定した走りを披露したという。
(E5系のグロテスクなノーズに賛否両論?)
一方、
JR西日本では、最高速度300キロの旗頭だった500系の格下げ「こだま」運用
しかも、福知山線事故の反省からしても、アメリカに新幹線を売り込む雰囲気ではなくて
JR各社には明暗の分かれた温度差があるようである。
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Posted at
2009/12/20 12:59:31