
日本の背骨、
日本アルプスや
上越国境を
はじめとする脊梁山脈の稜線では、気象
条件によって、異なった気流がぶつかり
合うことがあります。
画像は谷川連峰の国境稜線に発生した
山雲で
「旗雲」の一種です。
(雲の分類参照:
雲アラカルト)
上越国境に連なる
谷川連峰は、日本海側と太平洋側の天気を二分するほどの
険しい地形が見られます。
谷川岳の群馬県側、
一ノ倉沢は
日本三大岩壁の一つ。
世界で最も多くの遭難死者を出した魔の谷だけに、天候によっては陰湿な気流
を湧き上がらせ不気味な様相を呈して、まるで地獄の門を思わせるほどです。
画像の右側が
一ノ倉沢(群馬県側) 左側が
万太郎谷(新潟県側)です。
右側(群馬県側)から湧き上がる湿った南東風に左側(新潟県側)からの
冷たく乾いた西風気流がぶつかり合い、このような幻想的な秋山の風景を
見ることがあり、険しい山岳地帯は、雲の展覧会にふさわしい場所かも
しれませんね(^^;)
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山と気象歳時記 | 旅行/地域
Posted at
2006/04/17 16:56:50