低く垂れ込めていた雨雲があがって今は、ようやく、主脈の山なみが見えてきた。まだ、奥利根の一角に辿りついたばかりだが、今日は何だか、山が不気味に感じてしまうのは何故だろう・・・平ヶ岳までの長い藪尾根が待っている。雨に濡れた藪尾根、そしてアブやブヨといった鬱陶しい虫たちにもさんざん いじめられるのだろう。それとも・・・