世界で活躍する3発旅客機たちは、
今や風前のともしびらしい。
その原因は、ハイテク双発機の台頭。
双発機の燃費を含む運行コスト、整備コストに
おける優位性、さらには、双発機に搭載された
ジェットエンジンの推力向上、信頼性向上に
よる規制緩和によるところが大きいようです。
いわゆるETOPS <エンルート付近代替空港への直行時間制限緩和を認可された双発
長距離運行機> の台頭が、3発機どころか4発機の牙城をも脅かしているようです。
さらには、騒音規制や、9.11テロ後の経営圧迫などもあって、かつての名機B-727、
DC-10、L-1011、MD-11といった3発ジェット機たちが世界の空から急速に姿を消しているそうです。
双発機の場合、エンジンが1基故障すれば片肺飛行を余儀なくされますが、長距離洋上飛行路線においても、それだけ機体の信頼性が向上したという証なのでしょう。
画像はJALのDC-10。どことなく哀愁を感じてしまいます。
Posted at 2005/07/23 12:03:38 | |
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