東海道 ・山陽新幹線で起きた
架線事故と運転障害は
さすがに日本の大動脈とあって、15万人の足に影響。
強風や雪などの自然災害や、線路外からの外的要因
によっての架線事故は過去にも起きていたが、今回は
そのような状況ではなかったようだ。 パンタグラフへの
給電
トロリー線が切れたのではなく、 トロリー線を吊る
補助ケーブルが損傷、 新幹線車両のパンタグラフにも
大きな破壊の跡が残されていたという。
パンタグラフと直接に触れて、なおかつ、磨耗しやすいトロリー線ではなく、それを吊り下げている
ケーブル(吊架線)のうちで、トロリー線の至近距離にある
補助吊架線が切断されたとなると如何
なる異常があったのだろうか。
パンタグラフが高速で通過するトロリー線とは違って、吊架線は磨耗とは縁がないない存在として
扱われているのか交換頻度は相当少ないらしい。
パンタグラフに異常があった可能性も指摘され
その場合には、事故現場手前の架線にも何らかの損傷が起きているはずだが見つかっていない
ようだ。架線側に問題があった可能性が高いと指摘する専門家もいる。 はたして事の真相は・・・
例えば仮定の一つとして、至近距離のトロリー線から長年の電気スパークを受けて
補助吊架線が
経年劣化していた可能性も指摘されており、これまでの
ドクターイエロー(軌道施設点検車両)等で
の点検にも死角が存在していたことになるが・・・今後の事故原因の究明が待たれるところである。
奇しくもJR東海のトップ人事更新の日、人命にかかわるような重大事故には至らなかったものの
アメリカの高速鉄道網計画にも売り込みを図っている中、 世界に誇る日本の新幹線技術である。
終わりなき安全対策を一層図ってほしいとの社会の要請に応えてほしいと思う。
(写真は本文とは関係なく、JR大宮駅付近の東北・上越新幹線高架橋)
Posted at 2010/01/30 13:36:02 | |
トラックバック(0) |
乗り物 | ニュース