Winny Share といった
P2Pソフトでダウンロードしたファイルを開いたり圧縮ファイルを解凍、実行すると、パソコン内にあるファイル全てを
「イカ」や
「タコ」 の姿をしたアイコンに替えて破壊してしまうというウィルスが流通しているらしい。 違法な動画ファイルを装いウィルス対策機関へのサンプルアップを困難にする大容量ファイルが特徴だという。
← 画像は専用サーバーを必要としない
Winny の起動画面
Winny のように意図しなくとも、違法ファイルや圧縮ファイル内のウィルスを流通させてしまうソフトの特徴からして、無防備なユーザーにとっては脅威とも言える
「イカ」「タコ」ウィルス。見方を変えれば違法ファイル流通行為への警鐘ともいえるかもしれない。
実際に
Winnyを起動してみると、そのソフトのしくみ(専用サーバーを必要としない)から、今も動作が可能なことに驚く。 しかも
Winnyを使ったことでウィルスに感染し、 意図しないPC内の情報までもがネットを通じて拡散するようになった。だからこそ、
ネット上に一度流出してしまったファイルや情報はネット上を半永久的に流通し続け、回収不能になる。ネット利便性の裏にある怖さである。
また、最近問題になっている児童ポルノの流失も、 この
Winny のような
P2Pソフトを介して行われているといわれ、回収不能という特性から深刻な社会問題化になっている。児童ポルノを扱うサイトの強制削除やアクセス遮断のフィルタリング規制など早急な対策が叫ばれている中、ネット情報統制への懸念や、 効果を疑問視する意見もある。 むしろ、
Winnyのような
P2Pソフトを規制しないかぎり違法ファイルの拡散は、半永久的であることから、サイト削除やフィルタリングの効果も対処療法に過ぎないという意見さえある。 その一方で、 専用サーバーを必要としない
P2Pソフトのネット有用性を挙げる識者もいる。実際に総務省では規制には慎重な姿勢をとり続けている。
今では
Winny で違法ファイルを扱っているユーザーをモニターできるソフトも開発され、誰がどんな
ものをネットで流しているのかを監視できるようになり、しかも、多くの実名すら判明している現状であり、名前を晒された人物はネットで総攻撃といわれる炎上まで起きているという・・・
ということで、インターネットは確かに便利、でも、ああ怖い怖い・・・(^^;
Posted at 2010/05/06 23:02:46 | |
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