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2006年02月26日 イイね!

雪山三題(雲の記憶~尾瀬 燧ケ岳 頂上)

雪山三題(雲の記憶~尾瀬 燧ケ岳 頂上)曇天、吹雪、快晴・・・春さきの変わりやすい
山の天候に翻弄され、予定より1日遅れ、4日目
にして立った燧ケ岳の頂上だった。風が強い。

南会津や越後境、そして上越国境 奥利根に連なる
まばゆいばかりの真白き山脈が、午後の陽光を
受けて輝いていた。西の高空からは、密度を増した
「巻雲」や「巻層雲」が流れていた。
はやくも、天気は下り坂か・・・


晴れた日の登頂の喜びと、雪山スキー滑降の余韻に浸りながら
この時期、人跡未踏ともいえる山麓の雪谷に最終日のテントを
張ったのが夕刻。すでに、全天は、厚い高層雲に覆われていた。

深く雪に埋もれた谷にも、勢いを増した雪解けの流れる川音が
していた。まだ、人里遠く離れた場所だが、最後の一夜の夢を
結ぶ雪上のテント設営地。

雪山登頂の目的を達成したその夜は、歌と笑いが絶えなかった
のは言うまでもない。

ポツポツとテントの布地を打つ雨音を聞いたのは、夜半の
ことであった。

===============================

写真にあるような高層の雲が、西から流れてきたら、天候の変わり目
かもしれない。特に、春や秋は、天気の周期変化が早い。男心、女心
と何とやら である。

「巻雲」「巻層雲」「巻積雲」などの高層の雲が、しだいに厚みを
増してきたら、天気が下り坂とみていいかもしれない。
山で、これらの高層の雲を見て、半日以内に雨や雪になったこともあり
ことに、山では天候の悪化が早いから、油断ならない雲かもしれません。

参照:雲アラカルト

Posted at 2006/02/26 23:14:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山と気象歳時記 | 旅行/地域
2006年02月26日 イイね!

雪山三題(雲の記憶~鳥海山 頂上の雲海)

雪山三題(雲の記憶~鳥海山 頂上の雲海)新雪に覆われた鳥海山の頂上。所々テカテカに
磨かれたアイスバーンを避けながら一歩一歩
高度をかせぐ。この氷雪コンディションでは
誤って滑落でもしたら、たとえ瞬時にピッケル
を打ち込んだとしてもそう簡単には止まれまい。

頂上三角点と思われる地点に出た。氷壁化した
外輪山の谷と、山頂一帯の岩峰群。

夏の鳥海山とは違った厳しい表情があった。

================================

写真は、頂上付近と、雄大な層積雲の雲海。
2000m以上の山に登ると、時として、こんな雲の海を見ることが
あります。積雲をたくさん並べたような、こんな雲海の多くは層積雲
のしわざです。下界は、どんより雲っているはずなので、山男ならず
とも、何となく優越感のある山上の景色かもしれませんね。

参照:雲アラカルト

Posted at 2006/02/26 23:10:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山と気象歳時記 | 旅行/地域
2006年02月26日 イイね!

雪山三題(雲の記憶~安達太良山の雪雲と樹氷)

雪山三題(雲の記憶~安達太良山の雪雲と樹氷)吹雪の雪洞ビバーク、その一夜が明けた。雪の
穴ぐらを這い出てみた。相変わらず風が強いが
視界はある。
夜半の地吹雪は雪穴の入口を何度も埋め、酸欠
の息苦しさで、何度も目が覚めた。そのせいか
体が すこし重たい。深い雪の谷を隔てた向こう
には、扁平な形をした「鉄山」がハッキリと
確認できた。上空には強い季節風に茫々と
流された雪雲の帯が山上を横切っていた。


このあたりが、森林限界か。付近には凍てついた樹氷の
まばらな群れが、吹きすさぶ冬山の風に鳴っている・・・

山スキーの板に張り付けたシールも、カチンカチンに凍っている。
ヘタに素手で作業すると大変だ。指が金属に凍着してしまうからだ。
さぁ、出発準備。今日は、再び主脈越えだ。

すこしばかり里心のついた僕たちは、順調に箕輪山を越えることを祈りつつ
胸のうちは、こちの いで湯に思いをはせていた・・・


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写真には、蔵王で見られるような樹氷と、山上を流れる雪雲が見えます。
この雪雲は、気象学的に見ると、積雲の一種だそうで。

積雲というと、空にポッカリ浮かんだ綿雲を連想しますが、冬山のそれは
こんなふうに、風に流されて層雲のように見える場合があるようです。

雲の基本分類は、雲アラカルトで(^^;

Posted at 2006/02/26 23:07:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山と気象歳時記 | 旅行/地域
2006年02月11日 イイね!

越後の豪雪談義(3)

越後の豪雪談義(3)越後の古い文献では、櫛池村(中頚城郡)で
明治26年3月上旬に2丈5尺の積雪、つまり
今の尺度に換算すると、何と、7m57cm!
(ホントかよ!)の最深積雪記録があるらしい。
古い記録なので、真偽のほどは不明ですけど
いやはや、もはや笑い事ではない想像を絶する
豪雪ですね。



いずれにしても、昔から越後の豪雪は半端じゃなかったようです。
他の地方が「大雪だ」と騒いでみても、越後の小雪にも及ばないというのが
昔から越後人の自慢だったそうな。

・・・勿論、山岳地帯では、その数倍もの積雪になっている場所もあるわけで
平地とは比べ物にならない、それはそれは、恐ろしい世界(笑・・ってるバヤイ
じゃないのだ!)

人の住む平地でさえ、そんなわけですから、県境の山岳地帯は、それはそれは
ブッタマゲルほどのドカ雪が積もるのは当然のなりゆき(笑)
そこには、私の好きな山々が、たくさん連なっているのであります。
ああ、春の雪解けが待ち遠しいなぁ(ヨダレw)

あ、でも、雪崩や融雪洪水もあるし・・・やっぱ、この老体じゃ引退かな(ガクw


     **********


画像は、早春の越後守門岳山頂。遠方は、入広瀬側の山間部デス。
付近の山肌を見ると、春さきに多い底雪崩(全層なだれ)の予兆を
思わせるクラック(積雪の割れ目)が、いたる所に見られます。
お~コワ!(笑)

2月も半ばに入り、これからは冬と春が一進一退で季節が進むことでしょう。
まだまだ、北国雪国では、二つ玉低気圧や爆弾低気圧によって、春先の嵐に
見舞われることは、あるでしょうが・・・


Posted at 2006/02/11 22:35:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 山と気象歳時記 | 旅行/地域
2006年02月11日 イイね!

越後の豪雪談義(2)

越後の豪雪談義(2)戦後最大級といわれた昭和38年の豪雪
別名「さんぱち豪雪」以前の古い記録では

新潟県の十日町で、昭和20年2月に、
4m25cmというのがあり、同町では
横綱級の記録という。また、山一つ越えた
浦田村という地区では・・さらにオドロキ
6m50cm!もの最深積雪を記録したと
いうから、ビックリ仰天。

この時の累積降雪量は、何と30m91cmですって!


越後の雪は水分を多く含むのが特徴で、その自重と粒子の変態によって自然圧縮
されるため、積雪が6m50cmを越えることはなかったものの、それにしても、
そんなところに人間の生活が営まれてきたこと自体が、世界的に見ても、驚異に
値することだと思いますが・・・

でも、どんなに雪が降ろうが、雪に埋まろうが、土地の人々にとっては、
春の雪解けの喜びとともに、山は青き、水は清き、風は香る、かけがえのない
わが「ふるさと」なのでしょうね。


     **********


画像は、早春の入広瀬側から望む守門岳の山頂デス。
越後の豪雪地帯にふさわしく、雪の鎧をまとった堂々とした山容ですね^^


Posted at 2006/02/11 22:31:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 山と気象歳時記 | 旅行/地域

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