
天下に名だたる豪雪地帯といえば・・・
そう、越後(新潟県)の国境(県境)山間部。
今冬の大雪では、村の孤立で有名にもなった
新潟県境 津南町、長野県境 栄村・・いわゆる
秋山郷地方では、2月上旬、とうとう、積雪が
4mを越えたそうで。これは、平成年間での
現地観測史上、大雪の記録更新だそうですね。
高齢者の多い土地柄ゆえ、都会の人間には知るよしもない心労でしょう・・・
秋山郷は、東に「苗場山、佐武流山」の連山、西に「鳥甲山、岩菅山」の
連山に囲まれた渓谷(山岳閉塞谷)沿いに位置する村々の総称で、昔は
秘境の山村として山男にとっても桃源郷の念を抱くような処だったようです。
ちなみに、新潟県内での過去30年の記録(?)では、昭和56年の豪雪で
観測された入広瀬村(北魚沼郡/現魚沼市)での4m60cmを越える積雪が、人が住む
平地観測地点での最深積雪記録らしいです。
入広瀬地区は、北に「守門岳」、東に「浅草岳」、南に「毛猛連山」など
奥只見 会越国境(福島・新潟県境)の山々に囲まれたところ。
入広瀬地区は、日本有数の豪雪地帯であるだけに、そのため、冬期間は、
JR只見線も県境で運休区間が設けられ、国道も県境で区間通行止め。
なので冬は、新潟県入広瀬村側から福島県境を越える交通手段は無し。
奥只見の丸山スキー場も、冬場は豪雪のため閉鎖されてしまうくらいですから
つまり、冬の越後山岳地帯は、あたかも人跡未踏の地と化した一大秘境になる
と言っても過言ではないのでしょう。
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画像は、厳冬期の上越国境「谷川岳」山頂からの山脈西望デス。
右彼方には、軍艦のような平らな山頂が特徴的な「苗場山」も
雲海上に遠望されます^^
ちなみに、苗場スキー場の近くに「苗場山」が、あるわけではなく、
みつまた神楽スキー場の も~っと山奥にある‘意外に遠い山’なのですけど
苗場スキー場の裏山みたいに思っている人は、意外と多いのでは?
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追記:栄村の現JR森宮野原駅前では、昭和20年に7m85cm!もの豪雪記録が
あるという。(゚д゚)
Posted at 2006/02/11 22:28:02 | |
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