
過去ブログ
初めて乗った飛行機 の続きです(汗)
ジェット旅客機の初搭乗は、今からン十年前(笑)
モヒカン時代の全日空機
B727-200 型機でした。
エンジン プラット・アンド・ホイットニー JT8 x 3基
巡航速度 991km/h (マッハ 0.81)
最大速度 1,052km/h (マッハ 0.86)
デビュー当時は、巡航高度への上昇性能、プロペラ機を上回る降下率を誇り
パイロットに「スポーツカー」の異名で呼ばれるほど俊足の機体だったとか。
搭乗前、ロビーから同機コクピット内が見えまして、パイロットさんが何やら
酸素マスクを付けていた(汗) ひぇ~どんな空旅になるんだろ?(緊張)
たまたま出発前のプリパレーションチェックシーンを見かけただけ(笑)
人一倍心配性でしたので(- -;)
旧羽田空港のB滑走路側のエプロンからの出発で、行き先は宮崎でした。
この B727 というヒコーキ、機体の後部底が開いて搭乗用のタラップが降りて
くる仕様になっておりまして、ヒコーキのオシリからの搭乗でした。ジェット
エンジンを至近距離で見れてラッキー!というより『なんか変な気分』(^^;)
そのオシリに垂れ下がった階段を昇ると、ナローボディ機らしく、中央に通路
一本の細長いキャビン内部が一望され、ワタシの座席は、右側リアエンジンの
インテーク真横! まだメインエンジンは動いてないはずなのに機体のどこか
からゴーゴーと唸る音。APU? 空調サービス? 燃料供給音? 気になるも
離陸時は、きっと喧しいのだろうなぁと覚悟(汗)
ブロックアウトする頃さっきまでゴーゴー唸っていた音は消え、メインエンジン
が始動したらしい。いよいよ緊張の離陸。タービンが回る機械的な音圧の上昇と
ともにエアボーン!さすがはジェット機の加速感! で、体は硬直(笑)
外で聞く B727 のジェット排気音は百雷のように喧しいけど、機内の後部座席で
感じるリアエンジンの音色は、意外におとなしい印象を受けました。
西行きの飛行高度は、晩冬のジャット気流が相当強かったのか、予定より15分
ほどフライトタイムが伸びたようです。上昇中には雪の富士山も見え、巡航中は
コトコトと細かい揺れはありましたが、大きな乱気流もなく終始リラックス。
高い高い青空に見えていた
巻雲(絹雲)の層を突き抜けて、初めてそれを横から
そして、上から見下ろすことに感動したことは、ジェット旅客機の空旅の醍醐味
として、今でも忘れられない思い出になりました。
その後、最後にB727-200に乗ったのは、かつて米国ナショナルフラッグキャリア
だった往年の
PAN AM 機でした。成田発 大阪伊丹経由のソウル行きの便でして
出発は夕方。成田から右旋回上昇中、日没の幻想的な色づかいの西空の彼方に
富士山がクッキリとシルエットをつくり、途中、キャプテンからの案内が入り
The Mt.Fuji Which we saw in the sky of sunset was a wonderful view!
みたいなことを、ちょっと興奮ぎみにアナウンスしてました(笑)
日没後の、まだ薄暮の明るさが残った巻雲、巻層雲の上すれすれを飛行して
後方に流れる雲の動きが速い速い。比較的静かな機首側の座席だったせいか
いつしか居眠り。爆睡している間に経由地、大阪伊丹へのアプローチ降下。
着陸前の大阪城周辺の夜景で目が覚めたもののソウルまで再爆睡。その日は
ミョンドンでプルコギを食べたあと、ロッテホテルに宿泊。翌日は空襲警報
みたいなサイレンと市内から人影が消える異様な光景に驚きましたが、今だ
某国と臨戦態勢にあるための防空訓練だと聞かされ、納得したという初体験
付きだったこともあり、そんなこんなで、パンナム B727-200 搭乗が記憶に
残っているのかもしれませんです(長文汗)
Posted at 2009/06/17 20:43:02 | |
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