地球上には目的別に沢山の人工衛星が
昼夜回っているのは、ご承知のとおりで
人工衛星は、今や身近な存在になっていて
カーナビ、天気予報の気象衛星画像、BSの
実況生放送など、何気に生活の中に利便性
を与えています。
わがふるさと、地球船を周回する人工衛星以外にも、大きさ10mm以下から、
大きいものは10cm以上の膨大な数の宇宙のゴミ(宇宙デブリ)が周回して
いるという。軌道が判っているのだけでも万単位の数で、軌道が不明なモノ
を含めると、その数は数十万単位にもなり、しかも、野放し状態(汗)
それが衝突すれば、さらに沢山の破片を生み出してしまう。さらに厄介なのが
近年行われた中国の衛星爆破実験や、ロシア軍事衛星の破壊事故で、今、その
宇宙ゴミの数が一気に急増しているという(驚)
この膨大な数の宇宙ゴミが、人工衛星を破壊する懸念がありますが、さらに深刻
なのがISS のような有人船への影響で、実際に相当な数の宇宙ゴミの衝突痕が
確認されているようです。
日本の宇宙実験塔「きぼう」(ISS 国際宇宙ステーション)で長期滞在している
若田さんほか乗員にとっても、この宇宙デブリは深刻な脅威ですね。ロシアの軍事衛星
破壊デブリは、同高度の周回軌道にあるらしく、国際宇宙ステーションがその軌道と交差
デブリ群を通過する頻度が増しているという。
万一大きな破片が、ISSに衝突すると、深刻なダメージを受ける可能性もあるという。
防御バンパーが進行方向に装備されているが、生存空間を守れるのは、大きさが10mm
程度までの宇宙デブリで(宇宙ゴミは秒速8km もの速度エネルギーという)心配・・・
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、現行装備の防御バンパーより軽量かつ衝突エネルギー
分散吸収性が優れた複層複合素材の研究を行っているという。また、寿命が尽きた衛星は
大気圏に再突入して燃え尽きるような国際的なルール策定や、今後アメリカでも宇宙デブリ
回収プロジェクト計画があるというから、一見して無限に思える宇宙ですが、地球周回上は
大変なことになっているんだなぁと(汗)
Posted at 2009/06/21 15:35:19 | |
トラックバック(0) |
宇宙 | ニュース