
日本列島は、12月に入って波状的に
寒波の襲来を受けています。
今夜はその大寒波の影響で、ここ関東
も空気はカラカラ、で、かな~り寒い
ことになっております。(え?甘い?w
北陸や北日本の日本海側では、記録的な
大雪だそうで、お見舞い申し上げます。
西日本でも、まとまった降雪があるとか。
この冬は、寒冬なんでしょうかねぇ?
寒波といえば、ワタシは昭和55年末から翌56年にかけての大雪の年が
記憶に残ってマス。戦後最大の大雪と言われた38豪雪に匹敵するほどの
豪雪だったため、56豪雪(ごーろく ごうせつ)と呼ばれましたデス。
ここのところの寒波は、そのときのパターンによく似ているように思いマス。
あの年も12月に記録的な寒波と大雪があり、年が明けて、さらに大寒波に
見舞われ、各地で雪崩、鉄道や道路の寸断、村の孤立、山の遭難など、
暗いニュースの連発でゴザイマシタ。
日本海でタップリと水蒸気を補給した積雲の群れ(気象衛星で見るところの
‘すじ状の雲’)は、海上の移動距離が長ければ長いほど、途中でますます
雪雲を発達させ、やがて日本列島の脊梁山脈にぶつかり、上昇気流でさらに
雄大積雲や積乱雲にまで発達、だから日本海側の山間部は大雪になりマス。
冬のカミナリは「雪おこし」つまり、大雪の前触れだと昔から言われてきた
のじゃったぁ~(なぜか、末尾は、日本昔ばなし風w)
北西からの季節風の場合、雪雲が日本海上を移動する距離が長く、しかも
ちょうど雪雲がぶつかる山脈があるところが、新潟などの北陸地方なのデス。
日本列島が弓なりに曲がったあたり。だから有数の豪雪地帯なのデスネ。
北からの季節風の場合は、上記の理由から、山陰地方にぶつかる雪雲が
発達しやすく(日本海上を移動する距離が長いため)大雪になるんだ
そうで・・・へぇへぇ(トリビア風w
そして、大量の雪を降らせた山越え気流は、乾燥した下降気流となり
関東地方などの太平洋側は、北風小僧の寒太郎がピープー吹いて
カラカラの晴天が続く・・・これが典型的な「山雪型」デスネ。
気圧配置が、季節風の強い「山雪型」 そして、日本海不連続線や寒気に対応
する小低気圧がもたらす「里雪型」が交互に現れ、文字通り、山間部も平野部も
たくさんの雪が積もったのが、56豪雪の特徴だったス。(たぶん
寒波が波状攻撃が続くのは、北極寒気をとりまく偏西風の蛇行も、原因の一つと
言われていますが、今年の12月もその傾向があるそうで(ガクブル
北半球を北極の真上から見ると、北極寒気の流れるすそのが、アメーバーのように
大小の蛇行ができ、高気圧を作ったり、低気圧を発達させたりするわけですが、
その蛇行が大きく3つになると「3波数型」といって、その傾向が長続きするラスイ。
・・・56豪雪のときも「3波数型」に伴い、極東(日本付近)、米国、欧州の3地域が
持続的な寒波の襲来を受けたと、風のウワサで聞いたことがある希ガス(わら
今年の冬も、その傾向があるらすい・・・寒波の襲来は、これからが本番かもかも・・・
(゚д゚)え?ホント?うう~さぶ!
♪ 久々に、ウンチク ブログ~ オヤスミンゴ~ (>_<;☆\パチンw
Posted at 2005/12/18 22:40:34 | |
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