今年は残暑もたいしたことなく、
いつの間にやら秋が訪れてます。
毎週きっちり、休みは来るのですが、
何かをやる気が、なかなか起こらず・・・(^^;)
ダラダラと休みを過ごし、
当然、ネタも無いので更新も滞りがち・・・
そんな中、久しぶりに、
いつものカメラ屋さんを回ってみました。
で、こいつを発見。

EF22-55mmf4-5.6USM
もちろんジャンクw
ですが、フードと前キャップ付き。
安価な純正広角ズームです。
こいつなら、APS-Cでも35-80くらいでいけます。
それもそのはず、今は無きAPSフィルムのEOSIX用に発売されたレンズです。
(EOSIXだと、換算28-69だったようです)
28始まり(換算45mm)レンズばかりの私には、これでも広角になります。
店頭で愛機に装着させてもらうと、

ファインダー覗いた時点で、霞がかかってます。
画像確認をするまでもありません。
(画像は帰宅後の確認画像です)
分解清掃で何とかなるのか? 無理なのか? 判断に迷います。
ジャンクとしては、私的には ちょい高め・・・
とはいえ、貴重な22mm始まり、
恐る恐る、
『値段は、変わらんですかね~?』 と、尋ねると
『え~と、・・・・
まあ、うちの下取りなんで・・・・
じゃあ・・・・
・・・・これなら』
と、ジャンクなのに値引きしていただけました(^^;)
二つ返事で持ち帰って、確認します。

見事に、ブツブツがびっしり。
早速、分解です。
このレンズ、意外と簡単にバラバラになりました。

マウント側も、ここを捏ねてプレートを外すだけ。
マウント自体はプラで、レンズのベースと一体なので外れません。
端子部分は横からビス止めですが、外す必要がありません。
前玉ユニットも、ピントリング横のビス3本抜いて逆さにすれば、
銘板ごとポロっと落ちます。

順序の正解は不明ですが、上下の銀色の金具を外します。
こいつで、ズームの中玉ユニットの動きを制限してます。

ズームリングのゴムの下に、ビスで止まった真鍮のローラーを3ヶ所外すと、
リングから上と、ベース部分に分かれます。
この時、1枚だけ絞りユニットのフレキ基盤が邪魔になりますが、
コネクターなので、引き抜けます。
この後、ズーム域検出用のヒゲ端子を外せば、
中玉ユニットが、マウント方向に抜けてきます。

中玉ユニットは、前玉側にあるビス3本外すと、絞り前後で2つに分離します。
これで、前玉、中玉1、中玉2、後玉の4つに分解出来ました。
それぞれの前後を拭いたら、ブツブツは取れました(^^)
AFMF切替SWは、SWベースを捏ねれば外れます。
が、外さなくてもここまでは行けそうです。
困ったのは、これ。

内面反射防止の為でしょう、植毛加工がしてありました。
安いレンズなのに意外です、今まで色々バラしましたが見たこと無いです。
こいつに、レンズペーパーのケバがついて汚くなります。
仕方なくテープを丸めて、地道にペチペチ取りましたw
このレンズはUSMですがリングタイプでは無いので、
銀色の筒がUSMモーターで、その下の黒いパイプ部分に差し込まれるギアで、
ピントリングを直接駆動してます。
それでは、元に戻しましょう。
このレンズ、組立の再現性がすこぶる高く、決まった角度にしか入らないです。
調整代も無いので、調整も殆ど出来ないようです。
少しだけ手がかかるのは、フレキをコネクターに挿す所位です。

とりあえず、テスト撮影。
ところが、撮影した画像のメタデータを見ると、焦点距離の表示がおかしいです。
広角側のf値も4のはずなのに、5.6のまま???
どうやら、ヒゲ端子が正規の位置になって無いようです。
ここは、また調整しないといけませんね。
日が傾いたので、光線の具合も変わっていますが、
作業前と比べれば、差は歴然です。
このレンズ、ネットでの評価は良否分かれてるようです。
ま、ジャンク入手ですし、せっかく換算35mmを手に入れたので、
しばらく使ってみますw
Posted at 2015/09/21 22:02:32 | |
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