
私が中学生の頃、「技術」という授業があり、そこで技術科の先生の指導の下、イスを作ったり(木工)、ねじ回しを作ったり(金属加工)、半田ごてを組み立てたり(電工)をしていました。
その年配の先生いわく「ワシの若いころの自動車は自分で修理できたけど、最近の車はコンピューターばかりで自分では無理」
時を経て私が初めて修理し倒した車は気が付くとその先生の授業を受けていた時代に設計された車。
ECUさえ壊れなければまだ何とかアナログ修理や部品交換でなんとかなっていました。
そこからさらに時は下って今のアルティス、御年10歳。
仕組みを聞いてもいまいちピンとこないハイブリッドシステムに、何段変速という概念もないCVTかといえばCVTですらないトランスミッション。もうこれは走るコンピューターです。
ほんと「ワシの若いころの自動車は自分で修理できたけど、最近の車はコンピューターばかりで自分では無理」
令和生まれの車とか壊れたらどうなってしまうんや・・・
困ったことに半年に1回くらいのペースで「タイヤ空気圧警告灯」が点灯するのです。
ディーラーに持って行くとダイアグリセットで警告灯を消してくれるのですが、ちょうど半年に1回なので「これはディーラーの半年点検に持ってこいという策略だな」という陰謀論じみた考えに至り、自分で警告灯を消せないかと調べてみたらメーカー純正の診断ソフトを売っているのを見つけました。
多分「アカン商品」だと思うのですが、自己責任で導入してみました。
診断ソフトをパソコンに入れ、安物のUSB-OBD2のケーブルで車とパソコンを繋ぐと、車に関する情報が次々出てきます。
確かにエラーも記録されていて、エラー消去ボタンを押すと警告灯も消灯しました。
めでたしめでたし。
という訳には当然いかず、翌日また警告灯が点灯しました。
ふたたび診断ソフトを繋いでみると、また同じエラーが
さらに状態を見ると「送信機4タイヤ空気圧」が「N/A」、「送信機車輪位置」が全て「判定中」になっています。
状況から察するに送信機4の電池が弱まっていて、一時的に電波を飛ばさなくなると値が「0」ではなく測定不能を示す「N/A」になり、1本がその状態になると車両本体側にある受信機が位置関係を掴めなくなるので「車輪位置」が判定中になるのかな?
この間までは瀕死の電池が復活するとダイアグにエラー情報だけが残るのでリセットで復活。でまたしばらくすると電圧が弱まって測定不能に・・・
ていうか何かセンサーのID番号がとても若い気がするのは私だけ?信号を送ってこない奴に至ってはアルファベットがなくて数字しかないし。
という訳で、センサーも交換してスッキリしよう、診断ソフトもあることだし取り付けはタイヤ屋さんにお願いして設定は自分でやってしまおう。
次回やってみた編乞うご期待!
と一筋縄では当然いかず、先に買っておいた新品センサーのIDをタイヤ交換前に登録しておこうかと思うと
初期化待機状態のため登録できませんですって。
確かに初期化ボタンは押しましたけどそこから200kmくらい走ってますやん。
同じような画面をみんカラでも見つけました。
しかしこの診断ソフト自身が「あってはいけない存在」だからか対処法どころか症例自体があまり出てきません。
海外サイトまで広げて調べると、やっといくつか同じような症状を見つけました。
それによるとどうやら安物USB-OBD2ケーブルに問題があるらしく、私の使っているケーブルでは設定ができないようなニュアンスを感じました。
安物ケーブルこと「Mini VCI J2534」という半透明のケーブルもどうやら何かのコピー品らしく、これで空気圧センサーのIDを設定しようとすると上記のようなエラー画面になるようです。
英語サイトで回避方法も見つけたのですが、ちょっと胡散臭いのでこれは試さないことにしてもう降参。
おとなしくディーラーで設定してもらいます。
Posted at 2025/04/30 17:53:47 | |
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