2016年12月06日
走行中エンストの恐怖!
10月末に法定点検を受けて、11月に入った頃からちょっとエンジンの調子が悪いな、という日が何度かありました。
それは、エンジン始動時にキーをひねると「カチッ」という音がするだけでエンジンがかからない。
ほとんどの場合はキーをひねり続けても「カチッ」と1回鳴るだけで、そこからウンともスンとも言わなくなり、たまにキーがスタート位置にある間ずっと「カチカチカチッ」とリレーの動くような音だけが響いていました。
そのカチッも朝イチはならないのにコンビニに止めて10分後には発生するとか、1日まったく起こらない日もあるなど、発生原因も見当がつきません。
カチッと音がなるだけで始動しないときでも、キーを元に戻して一呼吸置いてまたキーをひねるとエンジンがかかるので、「うっかりエンジンがかかる前に手を離してしまったかな。最近そんなにせっかちになったのかな」程度にしか思っていませんでした。
そして事件は勤労感謝の日に起こりました。
その日は年に2回ほどしかないゴルフの日。近所に住む父親を迎えに行くために家の車庫から車を出したところ、この日も朝イチの始動時に1回発生しました。
そして父親の家で道具の積み込みをしてエンジンを始動しようとすると
「カチッ」
一呼吸置いて、またキーをひねっても
「カチッ」
さすがにこれはおかしいと思い、エンジンルームを覗き込んでバッテリーの端子やオルタネーターの状態(とはいっても変色や異臭、ターミナルの緩みがないか程度)の確認をしますが、異常なし。
5回ほどスタート動作をしてようやくエンジンが始動しました。
そのとき時計は生きていたのですが、ラジオのプリセットが初期化されていたので、どうやら私のせっかちが原因ではないようです。
車で30分ほどのところにあるゴルフ場でゴルフをし、打ち上げが終わってすっかり日も沈んだころに帰路につく時にはエンジンはすんなり掛かりました。
父親を家に送って自宅に戻り、家の前でエンジンをかけたままヘッドライトとハザードランプを点灯して次の用事の為に荷物の積み卸しをしていると、何かがおかしい。
ハザードランプの点滅に合わせてヘッドライトが暗くなったり明るくなったりしているのです。ドアを開けていたのでルームランプも点いていたのですが、ルームランプもなぜか点滅していたのです。
「やっぱりオルタネーターがダメになってるのかな?」と思いながら、エンジンは掛かっているのでエアコンとオーディオはオフにしてまた発進。
途中、ブレーキに合わせてヘッドライトやメーターが暗くなるという軽い恐怖を覚えながら片側2車線の国道を走り、矢印信号のある右折レーンで右折待ちをしていて、矢印が出たので前車に続いて交差点に入ったところ
アクセルを踏んで進み始めた途端エンスト!
ヘッドライトが消えてメーターも真っ暗になり、パワステも効かない状態。
なんとか惰性で前には進んでいるので力一杯ハンドルを切ってどうにか交差点を抜けてそのまま路肩に車を寄せて、ブーストが効かないブレーキを蹴飛ばして車を止めることができました。
完全に電源が落ちているのか、ハザードも点灯しません。
三角板を出し、トランクを開けて後続車に停車をアピールします。
右折レーンで発進前にエンストしてたら、とか国道で走行中に起こってたら、とか右折した先が1車線だったら、と色々な最悪のパターンを考えてみると生きた心地がしませんでした。状況的に奇跡が起こったとしか思えません。
チャージランプはエンストする直前に一瞬ほんのり光った程度です。
もちろんキーをひねってもカチッともいわなくなってしまい、とりあえずディーラーに救援依頼するかもと電話をして(断られた(笑))、数分後、試しにキーをひねってみると
何事も無かったかのようにエンジン始動。
予定を中止し、再発しても大丈夫なように大きめの道を選んで帰宅。その帰り道は何故かヘッドライトもウインカーにあわせて点滅することは無く、無事にたどり着きました。
帰って早速先ほどのディーラーに状況報告と入庫の打ち合わせ。
やはりバッテリーかオルタネーターが怪しいので、その方向で点検をするとのことでした。
しかしバッテリーは去年、オルタネーターは3年前に交換しているのでどちらも疑いを掛けるほど古くはない・・・
その週末、ひやひやしながら20km先のディーラーに出発。なるべく電気を使わないように、そしてエンジン回転は高めでのドライブです。
この日「カチッ」は一度も起こりませんでした。病院行こうと思うと病気が治るアレみたいなもんですね。
何事もなくたどり着いて、点検をしてもらうも
「バッテリーもオルタネーターもメチャクチャ調子いいです。」
「『カチッ』ていうのはセルモーターの不具合がほとんどですが、それも今日は再現していません。でもセルが弱ってるのは間違いないです。」
電装系に高負荷を掛けてテストをしてもらったのですが、負荷時に11Vを切ることはなかったし、平常時13Vに届くことは無かったけど時代的にはこんなもんとのことでした。
ディーラーや、車に詳しい方々の意見では
「電装屋で診て貰うとはっきりするかも」
どのみちセルモーター19年20万km使っている上に弱っているという判断が出ているので交換は間違いないので、セルモーター交換をきっかけに電装屋さんに預けてみることにします。
とは言っても電装屋なんて利用したことがないので、ツテもないのですが、よく走る道沿いに「自動車の電気屋」なる看板がある店を思い出して電話してみました。
そこでセルモーター交換と先日起こった電源喪失の話をして、点検をお願いしました。
閉店間際に入庫して、翌日の開店1時間後には「セルモーター交換できました」との連絡が。
やはりセルモーターは寿命で動きが渋くなっているとのことでした。
しかしここでも「バッテリー・オルタネーターは問題ないどころか調子いいです。」
連絡を貰った日は取りに行けなかったので、その翌日車を引き取りにいくと
「念のためにもう一回テストしてみましたがやっぱり状況は出なかったです」
「セルを回しすぎてバッテリーが空になりかけていたところに夜間だったから充電が追いつかなかったとかじゃないですかね」
というわけでここでも様子見と言われました。
ところで新しいセルモーター、
今までは「キュルキュルキュル、ドン」と掛かっていたエンジンが
今度は以前より高い音で「ヒュル、ドン」と掛かるようになり、キーをひねるのが楽しくなりました。
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クラウンセダン | 日記
Posted at
2016/12/06 11:25:13
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