前回のつづきで、わりと棚ぼた的にクラウンセダンオーナー“への切符”を手に入れることになりました。
さて、そうと決まると、色々することがあります。
今回は本当にこの車を手に入れると思っていなかったので、まず予算を組むところから始めました。
日々の生活を脅かさない範囲で使える金額を逆算したところ
「車両落札価格+必要経費
15万円+任意保険料
7万円くらい」
で、乗り出せたらいいなぁ・・・
次に親の説得です。
うちには同居の両親が居て、車もすでにあります。
しかもクラウンセダンに割と近い大きさの2.5リッターのセダンが。
ましてや住宅地にある我が家には車をもう一台置けるようなスペースなどありません。
「ママ・・・、実はね、クラウンを拾ってきたの。ほら、可愛いでしょ?」
「
まぁ!そんな埃だらけの無登録車!!ダメですウチでは飼えません!!!」
「でも過走行だけど役所出身で記録簿もいっぱいあるんだよ・・・パパぁ・・・」
「
ダメだ!うちにはもう車庫はない!捨ててきなさい」
的な防戦一方の家族会議となる可能性は十二分にあるので、まずは駐車場を探します。
幸い駐車場はウチの近所の月極駐車場に空きがあったので、ここを仮押さえ。
ここで両親に車を買った旨を伝えると
「
ついにお前はフェンダーミラーの車を買いやがったか」
という、予想とは全然違う
呆れムード全開の「ただの報告会」に終わってしまいました・・・
そうこうしているうちに売主の県庁から契約関係書類が書留で送られてきました。
さすが相手は地方公共団体。
「甲は乙に~」みたいな事がたくさん書かれた契約書「甲乙各1部保管」に実印押印をして印鑑証明書を添付し、送り返さなければなりません。
そして支払いは「納付書」
税金を納めるときに銀行に提出するアレです。
納付書のおかげでクレジットカード払いが出来ないかわりに窓口扱いでも手数料なしで支払うことができました。
さらに「登録識別情報等通知書」のコピーも送られてきました。
このクラウンは「一時抹消」状態なので、私の名義でナンバーを取得するまでは「登録識別情報等通知書」が車検証代わりになります。
この通知書のコピーは
車庫証明を取るときの警察署、
自賠責に加入するときの保険屋、
仮ナンバーを取るときの市役所で必要です。
最終的には原本を陸運局に提出します。
車両代の払込を終え契約書を返送すると、あとは県庁が契約書の仕上げと譲渡証明書の作成をしてくれるので、これで車の所有権の移転は完了します。
売主に対する手続きはあとは礼儀的に連絡するだけなので、他の手続きに入ります。
まず大事なのは車庫証明
車庫証明がないと自動車の登録ができません。
なので、先ほどの駐車場を管理する不動産屋さんへ行って、契約をします。
そして、不動産屋を通じて大家さんから「車庫証明取得の許可書」を書いてもらいます。
この許可書代、私がネットでみた限りでは初回無料とか5,000円程度とか書かれていましたが、
大阪では10,000円が相場のようです。
つぎに大事なのが「自賠責保険」
強制保険とも呼ばれるこの手続きがないと、やはり登録はできません。
また、仮ナンバーを取って移動する場合でも自賠責保険は必要です。
車検期間をカバーするだけの保険期間が必要なので、今回は24ヶ月車検の前の日に仮ナンバーを取得するので、24ヶ月+1日→25ヶ月の保険に入らなければなりません。
たまたまこの不動産屋さん、農協の近くにあったので、ついでに農協に寄って「自賠責保険」ならぬ「自賠責共済」(内容は同じです)に加入してきました。
本州地区25ヶ月で25,750円。これでいつでも仮ナンバーの取得が出来ます。
ついでなので農協で支払をして、支払手続きの終了と、積車ではなく仮ナンバー持参で迎えに行く旨を県庁の担当者に電話すると
「わかりました、○日の期限日にはお渡しできます。いつ頃取りに来られますか?」
と、その告げられた日は6日後。
オークションサイトで「払込期限」とされていた日です。
なんと、普通のオークションみたいに「金はもらったからいつでも来い」じゃないんですね・・・
明日にでも迎えに行く準備が出来たのに手続き上6日も待たなければなりません。
ちょっとがっかりしつつ、今度は警察署に車庫証明の申請に行きます。
持って行くのは印鑑と、大家さんに書いてもらった書類、家から車庫までの地図。そして駐車スペースの大きさをメモしたものです。
車庫までの地図は私は住宅地図をコピーして持って行きましたが、googleマップをプリントアウトした物でも良いし、別に手書きでも構いません。手書きの場合は警察署で用紙をくれます。
申請手数料2,200円を払うと
「一週間で出来るから、来週の今頃来てね」
車庫証明が出来るのは引渡日の翌日か・・・
それじゃ間に合わないんですよ、と相談してみたところ、なんとか引渡日の午前10時以降にはしてもらえたのですが・・・・・それでもちょっと間に合わないんですよ・・・。
実はこのとき、引渡しを受けたその足で陸運局に向かい、登録まで自力でやってみようと企んでいたのでした。
※ここまでの必要経費
印鑑証明 300円
車庫証明許可 10,000円
車庫証明申請 2,200円
自賠責共済 25,750円 合計38,250円
Posted at 2011/11/09 00:49:14 | |
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