前回書きました、エンジンの不調に関して、こちらでも質問させて頂きましたが、私なりにも色々調べてみました。
そうしたら出るわ出るわ。
1JZは欠陥エンジンか?ってくらいに。
実際は欠陥エンジンどころかトヨタ希代の名機と言われているほど素晴らしいエンジンで、それ故ユーザーも数多く、また長期間使用しているから、症例が多くネットに上がってくるのでしょうね。
そうして見ていると、1JZエンジンの不調に関して多いのは
・ヘッドカバーパッキンのオイル漏れ
・ISCVにススが溜まって動作不良
・O2センサーの寿命
・ECUの故障
のようですね。
何が心配だったかというと、ヘッドカバーパッキンのオイル漏れ以外はどれも高額な修理となってしまうことです。
本当に祈る気持ちでした。
この件が片付いてクルマが帰ってきたので、後の3カ所もチェックできるかな?ということでボンネットを開けてみました。
まず、ISCV。
ネットで見た場所にありません。
インマニのバルクヘッド側なんちゃらではなく、スロットルボディの下に付いていました。
あれ?おかしいなぁ・・・と思ったら、ネットに上がっているのは
1JZ-GTE
ばかり。
1JZだけど、、、これ、ヤマハ製のスポーツエンジンですよね。
搭載車を見ると、スープラやらソアラやらチェイサーやら、そりゃ情報量も多いはずです。
スポーツ系ターボエンジンだったらススも溜まりますわ。
O2センサーは見ようがないので今回はパス。エンジンチェックランプが点いてから覚悟を決めます。
で、これなら俺でもいけるんじゃね?と思ったのが「ECU」、所謂コンピューターです。
ネット情報では「電解コンデンサの液漏れが多い」とのこと。ほぼ全品何らかのトラブルを抱えてるというニュアンスで書かれているサイトもありました。
半田ゴテなら多少腕に覚えがあるので、ここは予防的に作業してみようということで、早速ECUの取り外し。
電気部品なので、まずはボンネットを開けて、バッテリーのマイナス端子を外して電源をカット。
漏電のビリビリ対策というよりも、変な電気が流れての破損対策ですね。
ECUはグローブボックスの向こう側にありました。
グローブボックスを開けたところの上側両隅にあるネジ2本と、グローブボックスの下のカバーを外すと出てくるネジ2本を外し、グローブボックスごとごっそり取り外すと、ブリキの弁当箱のような物が出てきます。
箱は幅16cmほどで、3本のネジで止まっています。
右下側のネジは外すときにちょっと苦労するかもしれません。
本体の下に刺さっているコネクタ4本を先に外すとECU本体の取り外しが簡単になると思います。
本体を取り外し、四隅のネジを外すと、基板が出てきました。
15年前のクルマだからスカスカなのか、ひょっとするとあり得ない程の熱を持つからスカスカなのか、、、今時の基板と比べるとかなり余裕のある設計です。
その分交換作業がしやすいのはありがたいです。
ネットで見たとおり、電解コンデンサは5個。
63V 47μF
50V 10μF
35V 33μF
10V 220μF
10V 100μF
あれ?? どれも妊娠してないぞ?
電解コンデンサはパソコンのマザーボードや電源にも多く使用されていて、液漏れを起こすことが多いのですが、液漏れを起こしていると、基板が変色して一目瞭然なのですが、その前段階として、コンデンサー自体が脹らむ通称「妊娠」という状態になるのです。
パンパンに脹らんで液漏れ寸前、という状態を予想して開けたのに、全くその予兆もなく、基板は綺麗そのものです。
ひょっとして、、、これも
1JZ-GTE情報だった?
正直、この交換のために用意した新品の電解コンデンサ(150円相当)があるのですが、これはどうやらお蔵入りです。
まぁ、無事が確認できて何よりなんですけどね。
Posted at 2014/04/29 21:00:45 | |
トラックバック(0) | クルマ