2015年01月08日
アラバマ州は世界でもっとも危険な場所(笑)
年末にトップギアのスペシャル番組があり、人気のあったエピソードの再放送をやっていました。1位は、アメリカのアラバマ州で出演者とスタッフが殺されそうになった話でした。あれは、やらせではなくガチだったのですね(笑)
アメリカ南部のイメージというと、アイルランド系移民、信仰深いプロテスタント、田舎者であか抜けない、大柄で肥満、軽装、人種差別、よそ者を受け入れない、カントリーミュージックが好き、ピックアップトラックに乗っている、すぐに銃をぶっ放す、保守的で共和党支持などがありますが、トップギアのクルーは、これを馬鹿にし、挑発するような次のメッセージをクルマに書いて、アラバマ州に乗りこみました。
・カントリー・ミュージックはクズ
・ナスカー(南部で人気のカーレース)は最低だ
・(民主党の)ヒラリーを大統領に
・同性愛賛成、ドッジー(危険/カマ掘るぞ)
ガソリンスタンドに寄った際に、スタンドオーナーの女性に見つかり、とがめられます。「そこを動くんじゃないよ!」と言って仲間を呼び、やがてピックアップトラックに乗った若い男たちがやってきます。幸いにも石を投げつけられ、トラックで追いかけまわされるだけで済みましたが、銃を持っていたら、殺されていたかもしれません。
よくハリウッド映画で、ピックアップトラックに銃を持った太った連中が出てくるシーンを見ますが、このアメリカ人の田舎者のステレオタイプというのは、本当の姿だったのですね。
動画のコメントに、「トップギアはアフリカ、中東、南米に行ってきたが、アラバマがもっとも危険な場所だった」というのがありました。確かにそうかもしれません(笑)。
サザンロックを歌っていた、レーナード・スキナードの「スイート・ホーム・アラバマ」を、改めて聴くと、南部人気質がよく分かります。これは、ニールヤングが、南部の人種差別を批判した「サザンマン」という曲に対する、お返しの曲です。「お前なんぞ、こっちでは誰も必要としていない」と歌っています(1:03あたりです)。
ざっくり歌詞の内容を紹介すると、「でっかい車輪を回しながら、故郷に向かう。空がとても青い、いとしのアラバマ。主よ、あなたの御許に帰って参りました」と、南部と神を褒め称える歌です。
(冒頭のストラトキャスターによるアルペジオ風のリフが、カントリーの雰囲気を出しています。とてもシンプルで明るい曲です。)
しかし、野蛮な南部アメリカ人ですが、彼らを憎めないところもあるのです。というのは彼らは少なくとも偽善者では無いからです。束縛が嫌いで自由を愛する、素朴で愚鈍で正直な悪人です。
話をクルマに戻すと、日本でもクラクションを鳴らしたら、拳銃で撃たれたとか、首都高での強引な割り込みで、クルマを停めさせられ、土下座して謝ったという話がありましたから、挑発と受け取られるような運転は気をつけないと、ですね。(^^;
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Posted at
2015/01/08 19:21:44
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