
ご覧になられた方も多いと思いますが、911Daysで996の特集記事が載っていました。水冷ターボやGT2も好きなので、興味深く読みました。
それにしても、996ターボやGT3でも、450万円からのタマがあり、カレラに至っては最低で180万円という価格になっているのには驚きました。
この間、ショップに立ち寄った際に、たまたま水冷911も入庫していたので、水冷の話題になりました。911Daysでは、996を「 911入門用モデル 」と位置づけていましたが、その人によると、水冷、特にGT1クランクケースではないエンジンを搭載した中古911(ターボ、GT2、GT3以外)はお勧めしないとのこと。故障が半端なく多いんだそうです。
ポルシェに限ると、入庫して来るのは、水冷、空冷で半々らしいです。都内のショップなので、もともと水冷ユーザーが多い場所かと思います。しかし、ポルシェセンターに持ち込む人達を引くと、年数を経た水冷の故障は、割と多いのかなという印象を持ちました。
有名なインターミディエイトシャフトの破損だけでなく、構造上の問題でクランクシャフトが曲がってしまうとか、6本あるコイルなどの電装系がビシバシ壊れる、またオイル漏れだけでなく、997も含めて、水漏れのトラブルが非常に多いんだそうです。さらにマフラーを変えるとか、ちょっといじっただけで、エンジンチェックランプが点燈してしまうそうです。
以前、小石川にポルシェセンターがあった頃に、営業から直接聞いたんですが、「ほとんどのお客様は、数千キロしか乗らず、数年で新車に乗り換えていく」んだそうです。まあ、客層から考えて、そうでしょうね。それなら初期不良があるかないかで、大きなトラブルは起きず、従って客からのクレームもほとんど無いでしょうね。
クルマはどんどん複雑に、また新しい技術も導入されていきますので、とりあえず新車保障期間だけもってくれれば良いという事でしょうか。先ほどのエンジンチェックランプの件もそうですが、何もいじるな、もし何かあっても、ポルシェセンターでアッセンブリー交換してもらえって事ですかね。ただし、持込のお客様はご勘弁願います、みたいな。(^^;
まあ、これはポルシェのディーラーに限った話ではないでしょうね。コストカットと効率化で利益率をアップ、うるさいだけでカネにならないお客は排除。今のクルマは、長くは乗れないものが多いのかもしれません。
保証有りの中古車を求めても、保証書をよく見ると例外規定ばかりで、実は何も保証しない保証書だったりする。どこぞの外資系保険みたいですね…。
やっぱ、口コミ情報は大切ですねえ。なかなか雑誌やネットの情報だけでは分からないものです。不勉強でした。
もちろん、水冷ポルシェの数がどのくらいあって、その内どれだけのクルマが、どんな故障を起こしているのかという統計情報は公表されて無いので、確かな事は言えません。
まあでも、先の911daysには、編集長が996GT2は金がかかったが、996GT3は「空冷と比べて非常にトラブルが少なかった」と書いているので、よく見極めれば、やはり996はお買い得なのかもしれませんね。私も996GT2、GT3が欲しい…です。(^^)
Posted at 2013/03/24 08:57:32 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記