
以前に書いた
物語「創世記から見る性の発祥」が中途半端に終わっていたので、その続きを書いてみたいと思います。フィクションです。(^^;
肉の体をまとった御使い(神々)によって指導され、地球では文明が急速に発展しました。しかしその代わりに地上は暴虐に満ち、真の神の目にあまるようになり、ここで地球を一度リセットすることが決定されました。
その頃の地球はひとつの大陸、ひとつの海で、大陸はなだらかだったようです。厚い水蒸気の層が地球を覆っており、寒いところはありませんでした。
洪水は、その水蒸気が雨となって降り注ぐことによって発生しました。地球上のものは全て、ノアの箱舟以外、海に飲み込まれました。その後、地球は大きく変わりました。大陸はバラバラに引き裂かれ、標高の高い山脈が現れ、深い海溝が出来ることにより、再び地表が水の表に現れました。
しかし水蒸気の層が無くなった為、南極は急激に極寒の地となり、赤道直下では暑い日ざしが照りつけました。地軸は傾けられ、1年周期での大きな気候変動が温帯などで発生するようになりました。
さらに、地殻が薄く不安定になったため、地震や噴火が起り、気温が安定しないために、台風、嵐、豪雨などが起こるようになりました。
洪水前に食料や生物を貪り食っていた恐竜や巨人は絶滅しましたが、気候のせいで以前とは打って変わって、食料を捕獲するのが困難になり、動物や魚を殺して食べることが正式に許可されました。また、有害な紫外線や宇宙線が降り注ぐようになったため、老化や、遺伝子の劣化も急激に進みました。この地球は人間にとって過酷な世界となったのです。
御使いが肉の体をまとって、直接、人間と交わることは基本的に禁止されました。人間に閃きやヒントを与える事はあっても、今度は地上に散らされた人間が自身の手で個々に独特の文明を作り上げることになったのです。
ルシファーの提言のおかげで、さんたんたる結果に終わった古代科学技術文明では、真の神の目にかなった人間はノア一人しか居ませんでした。そのため今回は、人間の絶滅を防ぐために真の神が取り分けた民族がありました。それがイスラエルの民、ユダヤ人です。
物理世界はあいかわらずルシファーの支配下にありましたが、ユダヤ人だけは特別扱いをするように指示されたのです。旧約聖書の神が残酷に見えるのは、懲罰を与える役割をルシファーが担っていたからと思われます。
しかしユダヤ人がどんなに悪くなろうとも最後は悔い改め、真の神に立ち返ることが約束されています。そしてユダヤ人を通して、他の民族も救われることになっています。真の神はユダヤ人とこう契約しています。「あなたを祝福する人をわたしは祝福しあなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る」と。
ユダヤ人が世界の人々から憎まれるような事をしているのは確かです。ルシファーが狡猾なのは、憎まれるようなやり方で、ユダヤ人を祝福し世界を統治させている点です。しかしユダヤ人を憎めば憎むほど、真の神から呪われてしまいます。結果、地獄への道連れを増やそうというルシファーの思惑どおりになるわけです。
善悪の知識の実を食べた人間ですが、ここで、善悪の判断を放棄するか否かを問われてるとも言えるかもしれません。
結局今のところは、大人しくユダヤ人に従うのが賢明な判断なのかもしれません。真実は分かりませんけれど…。(^^;
Posted at 2013/11/16 18:58:21 | |
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