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ひーたん92のブログ一覧

2014年02月02日 イイね!

日本の自動車産業を支える匠のワザ


今更ながらですが、日産GT-R(R35)の開発に至る過程を伝える
映像ドキュメンタリーを見ました。

(上の動画は英語版独逸語字幕ですが、日本語版のDVDも売られています。)


デザインの好みは分かれるとは思いますが、こと性能に限ると、あれだけの高性能車をあの値段で出せる技術力を持つ日本というのは、凄いなと思いました。

今でこそ普及価格帯の日本車と外車の品質の差は、高精度の工作機械の導入、カンバン方式を初めとしたコスト削減方法の普及、特許レベルの技術の流出などによって、少なくなってきたと思いますが、こと高性能スポーツカー、スーパースポーツになると、日本のコストパフォーマンスは、相変わらず群を抜いていると思います。

その理由はやはり、例えば、エンジンの手組み工程における匠のワザや、ネジ一本にわたる、部品の精度の高さなどにより、クルマを完成させた段階での歩留まりが、圧倒的に良いからではないでしょうか。

大衆車なら、多少、公称より馬力が低かろうが、乗ったときに感じる総合的な品質感が悪かろうが、塗装を含めた仕上げに難があろうが、そのまま販売されてしまいますが、現代のメーカーのフラッグシップたる高性能スポーツはそうは行きません。

馬力が出てない、異音がする、ハンドリングがおかしいという、最終段階でのテストで不合格となるクルマの率が高ければ、そのコストを上積みして販売するしかありません。しかし日本の場合は、先の理由により、最終テストで差し戻しになるエンジンや、クルマの率は圧倒的に少ないのではないでしょうか。それが販売価格の差となって表れる。そういう事なのかもしれません。

日本の家電メーカーの凋落が言われて久しいですが、それなりの工作機械や制御ソフトとノウハウを導入して外国に工場を作れば終わり、という分野では勝ち目があまり無いわけです。

しかも末端の作業者のコストカットばかりやっているので、品質も落ち目です。一流のゼネコンにマンション建設を頼もうが、一流のITベンダーにシステム構築を頼もうが、実際に作業を行うのは、末端にいる、ようやく一人でメシを食っていけるかどうかというレベルのカネしか貰っていない人達です。モラルなど期待できるわけがありません。

それに対して、何年も修行して職人技を身に着けていくような、大田区などにある中小企業の部品を使える業界は強いわけです。

指先の感覚で、ミクロン単位、ナノ単位の精度の部品を作り上げるような職人が日本には割りと多くいるように思います。スマートフォンを初め、外国の製品でも、中身の部品が日本製というのは多いようです。ですからそれらの部品を力強くまとめる力のある自動車業界は、まだアドバンテージがある、そういう感じがします。

しかしそこを履き違えて、そういう職人達のコスト叩きをして、匠のワザを持つ職人達が消えていくようなら、その時こそ、日本の終わりだと思います。

内需も外需も先細りになり、観光産業で食って行く、かっては栄華を誇ったギリシャのような三流国家へと日本は姿を変えていくのかもしれません。(^^;

Posted at 2014/02/02 09:21:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマに関わる話 | 日記
2014年01月16日 イイね!

ウサイン・ボルト仕様のGT-Rとの遭遇?

ウサイン・ボルト仕様のGT-Rとの遭遇?去年の7月の話になりますが、高速で妙なGT-R(R35)と遭遇しました。車体の色がベージュみたいな感じなんです。はじめ、ブロンズ色なのかと思ったのですが、やはりもうちょっと黄色みがかった薄い色でした。

平日の上りの高速でそれなりに混んでいたんですが、ちょうどPAへの分岐ポイントが見えて、そこからPA合流ポイントまでの約300m区間は、左側の車列が途絶えます。

そこで今まで大人しく走っていたGT-Rが、轟然とした加速音を伴いながら、一番左まで一気に車線変更して、かっ飛んで行きました。その後をEクラスベンツワゴンが、遥かに遅い速度で同じ道筋をたどっていきましたが、ひょこひょこと車体が上下に揺れていました。

それと比べるとやはり、GT-Rの安定感はさすがでした。加速しながらの急なレーンチェンジでも、まったく破綻するようなそぶりがなく、独立型トランスアクスルの恩恵か、路面の荒れなどみじんも感じさせないような、余計な動きのない走りでした。300mの区間の半分くらいで、目測でですが、大台は優に超えているような感じで、国産車が苦手な、超高速域に到る中間加速もかなり速いように見受けました。
( 一応、ここは公共の場ですので、左側追い越しや速度については私の目の錯覚でしょう、と書いて置きます。(^^; )

GT-Rのコクピットはヒップポイントが高いのか、チラ見でもドライバーの姿が良く見えたのですが、30代くらいの白っぽいシャツを着た人で、ドライビングポジションもしっかりしていて、それなりの乗り手に見えました。

家に帰ってから調べたんですが、そのベージュみたいな色は、GT-Rの標準色にはないんですね。ひょっとしてウサイン・ボルトに贈られたゴールドの特別仕様のGT-Rかとも思ったんですが、世界に一台とのことで、そんな訳が無いと謎のままでした。

しかし偶然に知ったのですが、ゴールドのGT-Rってもう一台あったんですね。eBayオークションに出されて、約1570万円でオーストラリア人に落札され、2013年の8月30日に現地で引き渡されたそうです。あのGT-Rは、ちょうど日産の自動車運搬船のある大黒ふ頭か横浜に向かうものだったのかもしれません。

何故、キャリアカーで運ばないのかとも思いますが、GT-Rは出荷前のシェイクダウン・ランだけでも最大150kmも走るそうですから、一般道でのシェイクダウンも兼ねての最終テスト走行だったのかもしれません。

ゴールドの車体と言っても金メッキではないので、太陽光の下だと、ちょうどタイトル画像にあるようなベージュ色っぽい感じに見えるんですね。

安定した速さってことならGT-Rも、いいクルマなのかもしれません。

以上、希少なゴールドGT-Rを見たかもしれない、ラッキー!ってだけのお話でした。(^^;

Posted at 2014/01/16 13:55:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | ポルシェ以外のクルマ | 日記
2013年12月24日 イイね!

ビートルズ「恋におちたら」( IF I FELL )の独特の魅力

音楽ネタです。以前、荒井由美の「ひこうき雲」の魅力について書きましたが、同じように転調が大きな効果をあげているポップな曲として、ビートルズの「恋におちたら」( IF I FELL )について書いてみたいと思います。

歌詞の内容は、「もし僕が君を愛したら、どうか彼女のように俺のプライドを傷つけないでくれ。なぜってその痛みに僕は耐えられないから」という、珍しく、傷つき易い男の純愛を歌ったものです。

この曲の構造は次のようになっています。
導入部→Aメロ→ Aメロ→Bメロ→ Aメロ→Bメロ→ Aメロ→終結部

歌詞の内容と併せてこの曲をおおざっぱに見ると、導入部が「純情男の独り言」、Aメロが「君を愛してるんだよ~」という必死のアピール、Bメロが「この恋が実らなかったら悲しいよ~」という嘆き、みたいな感じです(笑)。

自然な感じに聴こえるけど、異様に長い「導入部」の複雑な転調が特徴的な曲です。そしてその後には非常に美しいハーモニーが続いていきます。

面白いことに、この曲にはサビにあたるようなものがありません( ただし、上に書いたBメロをサビとする解釈も可能です )。ですから一見、盛り上がりが無く、だらだらと曲が続いていくようにも感じられるかもしれません。

でもポップスやロックでサビの無い曲なんて、非常に珍しいと思います。さらにボーカルは、和声から独立したメロディーと言うより、和音の進行に伴ってハモっているだけの様な感じです。



転調しながらずっと続くような感じのこの曲は、リードをとっているジョン・レノンの発案でしょう。もしポールが手伝ったとしたらBメロの部分ではないでしょうか。ポール・マッカートニーは美しいヒット曲を書きますが、あくまで常識の範囲に留まっているのに対して、ジョンは他の曲でも驚くようなことをいろいろ試しています。

この曲の導入部(イントロ)は、歌い始めの出だし部分を除いて8小節あります。ここでは和音が半音づつ下がっていきます。基本は変ニ長調がベースであるようですが、非常に面白い試みです(注)。そしてAメロの始まる前に、半音上のニ長調に転調します(動画の12秒)。

Aメロ(動画の20秒から)はニ長調が続いた後、ホ短調(ト長調の平行調)に部分転調し暗くなり(動画の24秒)、またニ長調に戻ります(動画の26秒)。

Bメロ(動画の1分ちょうどから)では今度は4度上のト長調への転調で、これはよく使われる自然な転調です。そして途中でト短調に転調し、ちょっと暗い感じになり(動画の1分5秒)、またニ長調に転調して(動画の1分11秒)、Aメロに続きます。

最後の終結部は、いわゆる代理コードを使っているのですが、厳密に言うと、ニ長調からニ短調に部分転調し再びニ長調に転調して終わっています。

上に挙げた数々の転調も、細かく見るとちゃんと歌詞の内容に合わせているのが分かると思います。

それにしても、どこからこんな発想が降ってきたのか不思議な曲です。それがジョンの天才たる所以なのかもしれません。(^^)


注)
最初の8小節はこうなってます。
E♭→D→D♭→B♭m7(D♭のⅥ) 
E♭m(D♭のⅡ)→D→Em7(DのⅡ)→A7(DのⅤ)
(一解釈ですが、少なくとも3回転調しているような感じです。)
Posted at 2013/12/24 13:27:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2013年12月21日 イイね!

昔のスポーツカーの魅力

昔のスポーツカーの魅力先だって放送されたトップ・ギアで、ジェレミー・クラークソンが、昔と今(2004年)のスーパーカーの乗り比べをしていました。昔のクルマとして、マクラーレンF1、フェラーリF40と、ジャガーXJ220、そして今のクルマとして、ポルシェ・カレラGT、エンツォ・フェラーリ、パガーニゾンダが登場していました。

ジェレミーは、現代のクルマは、子供達に明るく健康な未来を約束するという(偽善的な)CMやスピーチのようだと述べています。

そして本来のスーパーカーの目的は、アーサー・スカーギル(イギリスの労働運動家)を轢くことであり、貧者を殺し、地を汚染し、オゾン層を破壊し、野生動物を絶滅させ、第三世界を不毛の砂漠にすることであると続けます。

過激ですが、本質を捉えた発言だと思います。スーパーカーは、貧者や第三世界の人々の搾取の上になりたった工業製品の頂点に立つ最たるもののひとつなんでしょうね。

マクラーレンF1に乗りながら、ジェレミーは言います、「核ミサイルにまたがるような感覚、コントロールできない(と感じるほどのパワー)、もうすぐで悲惨な結末を迎えそうだ」と。

人間は悲惨な状況下での感情に打ちのめされますが、あまりにも濃密な快感にも耐えられないように思います。しかし死ぬことが分かっていても、ドーピングされた快感を求めてしまうことがあります。

そのためのひとつの手段として、ある種のスポーツカーがあります。電子制御による安全装備もなく、ひたすらシャシーを上回るようなパワーを感じさせるクルマ、このままだと死ぬかもしれないけど、アクセルを踏み続けてしまうクルマ。メフィストフェレスに魂を売って背徳的な快楽を手に入れるようなものです。

そのうちスポーツカーもハイブリッドが主流になり、ターボは無くなってしまうかもしれません。数値上は確かにハイブリッドスポーツカーのほうが、加速も最高速も上回るのでしょうが、どっかんターボのような人間の感覚がついていけないような加速感のクルマは最早、出てこないでしょう。

ガソリンエンジン自体も無くなっていくのでしょう。引火性の高い危険なガソリンを燃料として使い、その爆発力を使ってクルマを駆るという、暴力的で効率の悪い内燃機関も、モーターなどの他の動力装置にいずれ置き換わっていくのかもしれません。

電子制御や自動運転装置のおかげで、新幹線のようにひたすら安全で速いクルマにはなりますが、むき出しの暴力性を失ったスポーツカーは、ひとつの可能性ですが、ただ単にファッションとステータスを表すアクセサリーとなっていくのかもしれません。(^^;

Posted at 2013/12/21 11:25:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマに関わる話 | 日記
2013年11月16日 イイね!

創世記からみるユダヤ人の誕生

創世記からみるユダヤ人の誕生以前に書いた物語「創世記から見る性の発祥」が中途半端に終わっていたので、その続きを書いてみたいと思います。フィクションです。(^^;

肉の体をまとった御使い(神々)によって指導され、地球では文明が急速に発展しました。しかしその代わりに地上は暴虐に満ち、真の神の目にあまるようになり、ここで地球を一度リセットすることが決定されました。

その頃の地球はひとつの大陸、ひとつの海で、大陸はなだらかだったようです。厚い水蒸気の層が地球を覆っており、寒いところはありませんでした。


洪水は、その水蒸気が雨となって降り注ぐことによって発生しました。地球上のものは全て、ノアの箱舟以外、海に飲み込まれました。その後、地球は大きく変わりました。大陸はバラバラに引き裂かれ、標高の高い山脈が現れ、深い海溝が出来ることにより、再び地表が水の表に現れました。

しかし水蒸気の層が無くなった為、南極は急激に極寒の地となり、赤道直下では暑い日ざしが照りつけました。地軸は傾けられ、1年周期での大きな気候変動が温帯などで発生するようになりました。

さらに、地殻が薄く不安定になったため、地震や噴火が起り、気温が安定しないために、台風、嵐、豪雨などが起こるようになりました。

洪水前に食料や生物を貪り食っていた恐竜や巨人は絶滅しましたが、気候のせいで以前とは打って変わって、食料を捕獲するのが困難になり、動物や魚を殺して食べることが正式に許可されました。また、有害な紫外線や宇宙線が降り注ぐようになったため、老化や、遺伝子の劣化も急激に進みました。この地球は人間にとって過酷な世界となったのです。

御使いが肉の体をまとって、直接、人間と交わることは基本的に禁止されました。人間に閃きやヒントを与える事はあっても、今度は地上に散らされた人間が自身の手で個々に独特の文明を作り上げることになったのです。

ルシファーの提言のおかげで、さんたんたる結果に終わった古代科学技術文明では、真の神の目にかなった人間はノア一人しか居ませんでした。そのため今回は、人間の絶滅を防ぐために真の神が取り分けた民族がありました。それがイスラエルの民、ユダヤ人です。

物理世界はあいかわらずルシファーの支配下にありましたが、ユダヤ人だけは特別扱いをするように指示されたのです。旧約聖書の神が残酷に見えるのは、懲罰を与える役割をルシファーが担っていたからと思われます。

しかしユダヤ人がどんなに悪くなろうとも最後は悔い改め、真の神に立ち返ることが約束されています。そしてユダヤ人を通して、他の民族も救われることになっています。真の神はユダヤ人とこう契約しています。「あなたを祝福する人をわたしは祝福しあなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る」と。

ユダヤ人が世界の人々から憎まれるような事をしているのは確かです。ルシファーが狡猾なのは、憎まれるようなやり方で、ユダヤ人を祝福し世界を統治させている点です。しかしユダヤ人を憎めば憎むほど、真の神から呪われてしまいます。結果、地獄への道連れを増やそうというルシファーの思惑どおりになるわけです。

善悪の知識の実を食べた人間ですが、ここで、善悪の判断を放棄するか否かを問われてるとも言えるかもしれません。

結局今のところは、大人しくユダヤ人に従うのが賢明な判断なのかもしれません。真実は分かりませんけれど…。(^^;

Posted at 2013/11/16 18:58:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 創世記 | 日記

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「雷と半端ない豪雨が降り出して来て様子見中です…。」
何シテル?   07/27 19:28
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