
オイルフィルター、普通は交換したら廃棄です。が、幼少の頃から分解が好きな私、10月の12ヶ月点検の時、古いオイルフィルターをもらってきました。分解するためです。
愛車は車令14才のGT30(BHED)・・・スバル純正のフィルターです。
カバーのてっぺん(ネジの反対側)にドリルで孔を一つ空けてオイル抜き。新聞紙の上にしばらく(私の場合 1ヶ月ほったらかしておきました)放置してから分解。ディスクグラインダーの鉄用カッターを取り付けてカバー全周をネジに近い側でカット。
これも、床とか地面をオイルだらけにしないために新聞紙を敷いて作業しました。
外観
フィルターを取り出しました。濾紙が星形に折り込まれています。だいたい5000km毎に交換していますから、濾紙が詰まっている様子はありませんでした。にこの濾紙をぜんぶ伸ばしたら2.2mありました(ブログの表紙写真)。この折り方に工夫がなされていました。なお、濾紙の両端は、樹脂で固められていました。濾紙を乱暴に引っ張るときれてしまうので、展開時は、指で濾紙を割りながら作業します。
濾紙を展開してみると、折り幅が一様ではないことに気づきました。一部は折り幅が狭くなっています。これが8カ所ありました。なぜ?私なりに考えてわかりました。全部同じ幅だと、内側が濾紙折り目がびっしり詰まってでせまくなり有効表面積が減ってしまうのでしょう。これを防ぐために一部の折り幅を小さくしてあると考えられます。オイル交換だ、古いのは廃棄だ・・・で済ませているとわからない事実を知って感動した次第。
フィルター交換を怠ったりして、濾紙がつまったらどうなるのか?ネジと反対側・フィルターユニットの頭にリリーフバルブがありました。これも感心した構造です。

真ん中の丸い部分を指でおすとへこみます。奥にはスプリングがあります。エンジンからオイルがオイルポンプで圧送されてきますが、濾紙が詰まるとこのバルブが押されてお「とりあえず」オイルは循環する仕組みになっています。
リリーフバルブを横から見る。
たかがオイルフィルタ1個の分解ですが、色々わかって面白い経験でした。
Posted at 2016/12/20 11:41:12 | |
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オイルフィルター | 日記