朝起きて、天候を確認。
とりあえず、フランクフルトは青空です。
空港へ向かい、一般走行用のレンタカーを借ります。
駐車場で車を確認し、ナビを設定するのですが・・・
システムが違うのは想定していましたが、電話番号検索機能が無いのは想定外でした。
仕方なく、住所検索をしたのですが・・・上手くいかない・・・
手こずっていると、「アイドリングは禁止だ!」と係員。
事情を話し、ナビを設定してもらいました。(ACC位置でセットするんですね)
空港から一般道を経てアウトバーンへ。
最寄りのパーキングエリアで「M6」を鑑賞。
再び本線に戻り、速度制限解除の標識を確認し、アクセル全開。
250km/hに達したころ、ウィンカーも出さず車線変更の車が・・・
ブレーキが重い・・・僕のブレーキとはペダルタッチが違い、脚力が必要です。
間一髪セーフ。
ネットには、「アウトバーンを走る車は、日本と違い、マナーが良い」とありましたが・・・
この後も、後方確認が不十分な車が・・・思わずクラクション・・・
「アウトバーン走行映像」
(ホームビデオで撮影したのですが、視準軸がズレてます・・・)
2時間程でニュルブルクにある「Rent4Ring」に到着。
ここで、ノルトシュライフェ走行用のレンタカーを借ります。
でも、「NANKANG」って、どこのメーカー?
「NS-2R」って、グリップは?ちと不安・・・
手続きが終わり、「昼食に行って来る」とスタッフに伝えると、ニュルブルク城の麓にあるレストランを紹介してくれました。
レストランに入り、メニューを見て思うのが、「写真が付いていればいいのに」ということ。
お品書きを見て、想像し、注文。
ちょっと時間を置いて、シェフが来られ、何やら「注文の品の食材がない」らしい。
そこで、「これがお勧め」と言われたものを注文。
しばらく待って現れた料理を見てビックリ!!!
思わず声が「でか!」
後ろのテーブルに着いていた、年配のライダーの皆さん、覗き込んで、爆笑。
驚きながらも食べていると、「プロスト」の声とともに「チン」とグラスの音が・・・
後席のライダーの皆さんから・・・
飲酒運転じゃないの?!
後で知ったのですが、ドイツの法律では、ビール1杯程度では、飲酒運転にならないとか。(体質?)
料理も、あまりのボリュームで、半分程食したところで、満腹に。
そこへ、先ほどのシェフ登場。
とても美味しいと伝え、ダメもとで、「残りを持ち帰りたい」と言うと、
ボーイさんを呼んで、パックに詰めてくれました。
この日の晩御飯でおいしく頂きました。(ごちそうさまでした)
食後、Rent4Ringへ。
この日、レンタルする方々が集合し、走行前のブリーフィング。
ビデオ映像を見ながら、走行上の注意点の説明です。
・追い越しは左側から。譲る時は右にウィンカーを出して右に寄る。
・これは左コーナーだが、前方車両が右に寄っても、内側に入るな。
前方車両が右から左にラインを変え、接触する。(現に事故ってる映像)
・カルーセル(バンクの付いたコーナー)は、内側を走行する。
などなど。
そして、最後に、
・クラッシュした場合は、ガードレールの外に退避し、渡したカードに書かれている電話番号に電話し、クラッシュしたポイントと状況を連絡する。
とのこと。(たぶん)
いよいよ、車両に乗り込み、シートとシートベルトの位置合わせをしてもらい、2km程離れた、ノルトシュライフェのゲートへ出発。
ゲートまでは、一般道を走行するのですが、
前方に車?こちらに向かってくる!鳴り響くクラクション!!
そうです。「逆走」しました。(ごめんなさい)
ゲートに到着するも、クローズされており、ラウンドアバウト交差点をグルグル。
しかたなく、来た道を少し戻り、脇道で待機。
時間にならないと、駐車場にも入れてもらえないようです。
コースオープンになったのを確認(走行車両の爆音で、そう判断した)し、ゲートへ。
気合の入った車がいっぱいのため、少し間を置いてゲートイン。
感動と緊張の瞬間です。
コースは、予想通り(YouTubeで見た通り)、
・狭い
・ブラインドコーナーばっかり
・アップダウンが激しく、見通しがきかない。
・滑りやすい
とても危険な感じ。
心臓の鼓動が落ち着いてきたころ、信号機のイエロー点滅を確認。
急減速し、コーナーを抜けると、カルーセルでイエローフラッグの振動表示。
カルーセルを抜けると、「バイクの転倒」です。
コース中央を塞いでおり、脇には手首を押さえたライダーが。
どうやら、大事には至らなかったようで、一安心。
でも、これが原因で走行は赤旗中断。
再開するまで、先ほどの脇道で待機。
30分程待機し、そろそろ再開かと、ゲートに向うも・・・まだ・・・
しかたなく、路肩に止めて待機すること、さらに30分。
やっと、再開。
1周でコースを覚えられるはずもなく、「目で見て」走ることに。
結果、車両性能の6割出せたかどうか、といったところ。
「ノルトシュライフェ走行映像」
(ホームビデオで撮影したため、カタカタと振動音が・・・。悲鳴も・・・。そして、よりによってカメラ中央に虫が・・・)
それにしても、ギャラリーコーナーの「Brunnchen」は滑ります。
雨の日の「富士の100R」より滑ります(ました)。
よく、You○○にクラッシュ映像がアップされていますが、「ギャラリーがバーベキューで使ったオイルを塗ってるんじゃないか」と疑いたくなります。
よし、次は全開で・・・
と思ったところ、本日の走行ここまで。
現在時刻19時15分。
30分までじゃないの?と思いましたが、最後の車両がコースから出るのが19時30分とのことでした。
走行周回数:2周
はるばるノルトシュライフェを走るためにドイツに来たのに、
たった2周。
悲し過ぎます。
駐車場に車を止め、レストハウスの店員さんに話しを聞くと、「今回のような赤旗中断は頻繁にある」とのこと。「明日また来て」と言われましたが・・・帰国です・・・
とぼとぼ車に戻ろうとすると、「写真撮って」とF80M3のお兄さん。
レストハウスを背景に、車と共に撮ってあげると、とても喜んでもらえ、こちらも嬉しくなりました。(気が晴れました)
Rent4Ringに戻り、清算です。
まず、借りた車両の点検が終わり、「異常なし」との報告を受け、保証金としてクレジットカードで前払いした支払明細書を返してもらい、次に、実際に走行した周回数分の支払いです。
ホームページでは、この走行料金は、予約時に前払いし、返金無しとのことでしたが、来店時に「実走行周回数で採算する」と伝えられていました。
感想。車両もしっかりメンテナンスされており、接客も親切丁寧で、良心的なお店です。
この後、帰路に付くのですが、そこでも悲劇が・・・
(レンタカー返却編につづく)