11月26日、それは32スカイラインとのお別れと、36スカイラインとの出逢いの日。
この日の朝は霜が凍るほどの冷え込みでした。
ヒヤッとした空気がなんか清々しくお別れの日だって言うのに妙に心が落ち着きます。
お別れを決意してから1ヶ月以上が経ち、お別れすることの事実を自分のなかで
キッチリと受け入れることができたのでしょうね。
窓ガラスに付いた氷をガリガリと何度削って出勤したことでしょう。
でも、もうこのクルマでそれをやる事はありません。
次の愛車”V36スカイライン”が10時くらいにやってくるのでスペースを空けるため
近所の公園へと32スカイラインを移動させます。
ちなみに32の嫁ぎ先へは午後にここで引渡しとなります。
32を置いて家に戻るために親父殿のマーチ君について来てもらいそれで戻ります。
そんなマーチ君とのツーショット。
すっかり紅葉した樹に柔らかい日差しの朝日が二台を照らします。
ボンネット開けてEgルーム
ブルーのコーションプレートの工場No.『5』は今は無きスカイライン発祥の地”村山工場”の証。
このクルマで跡地ではあるけど訪れる事ができて良かったです。
32万キロというとてつもない距離をOH無しで動いてくれたRB20DET。
給排気、点火系チューンのみだったので決してパワーやトルクがあった訳でも
早くもなかったけどトップエンドまで綺麗に吹け上がる様は非常に気持ちが良かったです。
僕にとってこのEgが1番である事は揺るがないでしょうね。
んで、9時半くらい前に家に戻って36スカイラインの到着まで30分かぁ~と思っていたら。
家に到着後数分後に36来訪。
ちょwww運送屋のおっちゃん早過ぎwwwww
今朝連絡あるまでは積車で近くまで持ってきて降ろして持ってくる思ったら
「自走で来て私は歩いて帰ります」らしく自走でやって来ました。
んでとりあえず車庫に入れてもらいます。
ちなみにこのクルマ買ってからと言うもの車庫に入るかどうかが気になってましたww
32の1690mmに対し36は1770mmと80mmも幅が広くなってるので。
でもなんとか入ってくれましたwww
胴体も長くなってるけどフロントのオーバハングが短くなってるのが良いみたいす。
んで一通りチェックして問題が無かったので受け取りサインをしておっちゃん退場。
この瞬間、完全に”V36スカイライン 250GT type-S”が僕の愛車となりました!
32に比べるとかなり大柄に、イカつくなりましたがww
今時分に新車クラスで僕が購入可能で満足できるのはこのクルマしかなかったので
直6EgでもMTでも無い事に後悔はありません。
このクルマとは永く一緒でいる事を想定して決めたので、これから末永くヨロシクです(*^-^*)
36スカイラインが届いたのでマーチ君を引き連れて再び公園へ。
32の引取りまではまだ時間はあるけど最後にやりたかった事があったので
早めに家を出発です。
やりたかった事「その1」は”R32とV36のツーショット”です。
前に36スカイライン見に行った時は暗がりで綺麗に撮れなかったので
ラストとリベンジしたかったのですよ。
方向性が異なる二台のスカイライン。
でも”スカイラインという銘”と”引き継がれてきたアイデンティティ”は同じと思っています。
そんなクルマにこれまでも、これからも乗っていけるのは嬉しいことですね。
マーチ君も加わりスリーショット。
にしてもウチの人間はホントに日産車ばかりすw
親父殿は「サニー→マーチ」
兄貴は「パルサー→モコ」
僕は「スカイライン→スカイライン」
若干一名こだわり過ぎてるのいますがwww
ちなみにこの三台は全て僕の御眼鏡に適う様、僕の意思が選択に入っています。
二台のスカイラインは当然として親父殿のマーチ君も僕が乗ることを前提に・・・
いやいや、親父殿が安全に乗れる様にとですww
32と36の正面から
ルーフの高さだけでなくボンネットの高さも36高過ぎw
まぁ拳が横で入っちゃうくらいの車高も影響するけど、コンパクト設計の32から比べると
36はグローバル戦略車として大きくなっちゃいましたね。
こうやって見ると32が如何に必要な機能をコンパクトに詰め込んだかが良くわかります。
これだけスタイリッシュなスカイラインは32の先にはいないでしょうね。
ホント良いクルマです。
フロントとリアのアップ
んで、やりたかった事「その2」は”走っている32を動画に収める”です。
9年半32に乗ってきて以外に走っている動画がないので走り収めがてら
親父殿にカメラマンしてもらい公園内のちょいワインディングを走ってみました。
やっぱ走ってる姿もR32スカイラインがカッコイイな~(*^-^*)
最期にお世話になったR32とこれからお世話する(!?)V36に挟まれて記念撮影。
これでR32からV36への継承が完了しました。
32スカイラインの引き取りはちょっと早めに到着して待っていたショップの店長が乗る
積車を発見したので32が置いてある場所まで案内。
積車にクルマ乗せるのに一人ではできないらしくご一緒のヘルパーさんに操られて
積車へと向かう32スカイライン。

そして積車へと乗り込む32スカイライン。
こちらは動画で残してみました。
アンカーでしっかりと固定して、ゲタを跳ね上げて積み込み作業終了です。
ものの数分でしたね。
必要書類と引き換えに引き取り代金の4万円を受け取り譲渡完了です。
(正式には名義変更が完了してからになります。)
この場でのやり取りは全て終了したので撤収となりますが、
最期に店長さんへ「宜しくお願いします」と伝え、32スカイラインを載せた積車は
この場を後にします。
最後の最後では泣くだろうな~と思ってたけど泣きはしませんでしたね。
最後は泣かずにと決心していたので意外と冷静に姿が見えなくなるまで
カメラを回していました。
これで僕とR32スカイラインとの長い付き合いが終わりました。
お別れというのは寂しいけど、事故で壊してしまったり、入れ替え時に廃車にしてしまうより
次の人生が待っている状態でお別れすることができて本当に良かったと思います。
中には悪いこともあったけど、このクルマに乗ってたくさんの”初めて”を与えてくれた事は
僕にとってどれも大切なメモリーです。
このクルマで得られた経験は今後僕が生きていく中で役立ってくれることでしょう。
最期に、
R32スカイライン、僕にとっての彼女に等しい存在だった愛着のあるクルマ。
これまで本当にありがとう!そしてお疲れ様でした。
次なる人生が良き行く先である事を切に願います。