
お久しぶりです。今回の大震災、日を追うごとに被害の状況が明らかになってきており、この世のものとは思えない惨状を見せつけられました。
月並みな表現ですが、人間というのは自然に対していかに無力か、まざまざと見せつけられた感じです。
本日、仕事で高速道路に乗ったんですが、福山SAに20台近くの自衛隊車両が集結していました。昨年、自衛隊の基地祭で救難救助訓練展示を何度も見る機会に恵まれ、隊員の方々のたゆまない訓練の成果の一部を拝見できました。
テレビの報道を見ていると陸自だけではなく空自のUH-60も出動しているみたいです。昨年展示を見たときはこの訓練の成果が必要になるときが来なければ良いな、と漠然と思っていましたが・・・。訓練展示でのパイロットたちの神技を見た私の中では、2日間で自衛隊が5800名の方々を救出できたのは必然です。
また、イージス護衛艦が漂流していた方を救出したそうですが、漂流者を発見したのは最新鋭のレーダー機器ではなく、隊員の目です。つまるところ、最後は人間の力で解決するしかないんですね。
話は戻りますが、自衛隊の車両の近辺に車を停め、車から降りたところで見ず知らずの方に『この自衛隊の人たち、救助に向かうんですよね?』と話しかけられました。トラックには補給物資や電源装置などが積まれており、これから1000kmを超える陸路を走破して被災地に向かうであろうことを伝えました。その彼は車両の誘導にあたっている隊員の方に『頑張ってください!!』と声をかけていました。正直涙が出そうになりました。この『頑張ってください』の言葉は間接的に被災された方々の力になると思います。
私も同じように自衛隊員の方に声をかけました。隊員の方々は『ありがとうございます』との言葉を残し、車両に乗りこまれました。今頃は静岡あたりを走行していらっしゃるのではないでしょうか。
届かない言葉であることはわかっていますが、あえて書かせていただきます。東日本の方々、頼りになる救助隊が大挙して向かっています。希望を捨てずに頑張ってください。
隊員さんの許可を得て写真を撮影させていただきました(携帯ですが)ので掲載させていただきます。
追記。防衛大の第一期卒業式で当時の吉田茂首相が残した訓話を要約して掲載します。
『君たち自衛官は世間から様々な非難を浴びるだろう。しかし、いざ侵略を受けたり災害救助に出動した時は国民がこぞって君たちを歓迎してくれる。非難されるのは辛いだろうがそれは日本が平穏である証拠だ。だから、日々精進せよ』
Posted at 2011/03/13 21:30:55 | |
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