
またも、娘の塾の問題です。
図の四角形ABCDはひし形で、EはCDの中点、FはAF:FDが2:1となる点です。このとき、
①BG:GFを求めなさい
②全体が144平方センチのとき、斜線部分の面積を求めなさい
うーーん、むずかしー!私けっこう考え込んじゃいました。なんとか解けましたが。
この問題のヒントは相似な図形を探し出して相似比から考えるという点です。
さて、あなたは解けますか?パズルとして考えるとなかなか楽しめますよ。
(しかし、いまどきの小6って相似なんて勉強するんですねぇ。)
【解答例】
①
◆AEとBCを延ばして交差する点をHとします。
◆このとき、ひし形の辺ABとCDは平行なので、三角形ABHとECHは相似であることがわかります。EはCDの中点なので、AB:CEは2:1。従って、BH:CHも2:1であり、BC=CHであることがわかります。
◆一方、三角形AGFとHGBに注目すると、ADとBCが平行であることからこの二つの三角形も相似であることがわかります。
◆この相似比は、BHがBCの2倍、AFはADの3分の2、AD=BCだから、BH:AF=3:1となります。
◆だから、BG:GFは3:1。これが①の答えです。
②
◆三角形ABFは底辺AFがADの3分の2なので、ひし形の上半分の三角形ABDの面積の3分の2、つまりひし形全体の面積の3分の1であることがわかります。
◆さらに、斜線部分の三角形ABGは、底辺BGが三角形ABFの底辺AFの4分の3であることは①で求めました。つまり、ABGの面積はABFの4分の3。
◆従って、三角形ABGはひし形全体の3分の1×4分の3=4分の1だとわかります。
◆次に、三角形AEDは、EがCDの中点なので、ひし形の右半分の三角形ACDのさらに半分、つまりひし形全体の4分の1であることがわかります。
◆ここから三角形AGFの面積を引けば斜線部分の四角形GEDFの面積が求められます。
◆三角形AGFは、先ほど求めたABGと同様に、ひし形全体の3分の1のさらに4分の1なので、全体の12分の1であることがわかります。
◆従って、斜線部分の面積は、三角形ABG+三角形AED-三角形AGF=4分の1+4分の1-12分の1=12分の5。
◆144平方センチの12分の5は60平方センチでこれが②の答えとなります。
あーーん、これ模範解答なしで親が考えさせられるのは非常にツライですーーー。
Posted at 2007/04/21 19:12:43 | |
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