
今日も、秋葉原のタワーレコードのワゴンを覗いてみました。しかし、ジャズ名盤ってのはもう完全に価格破壊されてますねー。すごいアルバムが軒並み1000円程度。もはや名盤だから価格が下がらない、という時代ではないのですね。買いやすいのは嬉しいけど、どんどん世の中から忘れられていくジャンルのような気がしてちょっと複雑な気分。
そんな1000円ワゴンの中にあったこの一枚、買っちゃいました。
"highlights from the plugged nickel"
これは、1965年12月22日と23日の二日間、シカゴの「プラグドニッケル」での合計7回のマイルス・デイビス・クインテットのステージのライブ盤から6曲だけダイジェストしたものです。70年代にCBSソニーから2枚組のLPで出たのを買ったのですが、ひたすら圧倒されたのを思い出します。ウェインショーター、ハービーハンコック、ロンカーター、トニーウィリアムスの4人が、マイルスを攻めるというか、暴れるというか、とにかくものすごい緊張感でした。私にとっては、マイルスのアルバムの中で最も興奮した一枚かも。
一時は、二日間の録音全てを7枚組のCDにした「コンプリートプラグドニッケルボックス」というのも販売されていたことがあるみたいですが、気付かないうちに廃盤になってしまっているようです。信じられないことに、今ではこんなダイジェスト輸入盤くらいしか、この名演奏を聴くすべが無いようですね。
私としてはファイブスポットのドルフィーやヴィレッジバンガードのロリンズなどに匹敵するライブなので、7枚組とまでは言いませんが、もうちょっとマトモに出し続けてほしいものなんですが…。
Posted at 2009/11/04 00:00:22 | |
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音楽 | 日記