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イイね!
2012年07月10日

雇用ベースの需要世界は、別段珍しい話でもない。ヨーゼフ・シュンペーター1883-1950破壊的創造

さて、需要サイドの話で、特に雇用ベースの世界についてですね、書いていきましょう、

明確な雇用ベースの世界観を持っていたのは、フローを消費中心の市場単位の階層だとイメージ出来ていた(であろう)スミスとマルクスとシュンペーターです。

今日はシュンペーターの話も交えて、雇用ベースの世界の提議をしましょう。

シュンペーターの言葉として有名なのは破壊的創造です。

この破壊的創造、井戸端議論で、マルクスの予言した資本主義の崩壊、需要不足による均衡崩壊の否定に使われます。

破壊的創造を前提に、供給は需要に均衡し続けるですね。

それに対して当のシュンペーターさん、研究を深めるにあたり、マルクスの提唱した雇用ベースの需要の見地に気づき、マルクス経済学を大肯定しちゃいます。

井戸端議論で供給過剰の話をすると、この破壊的創造論の話を未だに見かけます、所詮一般人の井戸端議論というか、理解を深める前にアウトプットだけをする悪い癖のある人がいるというか。
参加する私が言えた義理ではないんですけどね。

では、その破壊的創造、内容の説明。

例によりWikiから

【古典派が均衡理論をもって現実経済を診断するのと異なり、シュンペーターは均衡をあくまで理論上の基準点として捉える。均衡状態はイノベーションによって不断にシフトしており、イノベーションが加わらないと市場経済は均衡状態に陥ってゆく。均衡では企業者利潤は消滅し利子もまたゼロになるという。市場均衡を最適配分とみる古典派の見解と異なり、シュンペーターにとって均衡は沈滞である。だから企業者は、つねに創造的な破壊をし続けなければ生き残れない。】

はい、非常によく出来た解釈です。

簡単に言えば、イノベーションによる需給均衡のシフト理論。
少し前に流行ったドラッカーさんも、次の主力産業はイノベーションであるみたいな事を言ってましたね、シュンペーターさんの影響は大きいです。※というか、正にその世代
私はイノベーションに限界のある事を予想してますからドラッカーを支持してませんが、ドラッカーとシュンペーターの主張の根拠は全く同じものでした。
あらゆる資源、それが新たに産まれてくるであろう知識や知恵でも、無限の物は今のところありません。
たとえば学問は収束しますし。

この破壊的創造という経済学的前提があるので国内でも、イノベーションの涸渇と、投資効率の低下があり経済に関係するのかが議論されています。
今どこにいったか見つかりませんが(笑)

シュンペーターの言いたい事は、要にイノベーションの成否が投資を経て、金利と物価に連動し資本主義の成立条件の一部となる。
これが破壊的創造の概容です。

彼の欠点はマルクス経済学に傾倒しすぎたために、ケインズ経済学を否定したことですが、マルクス経済学の継承として破壊的創造は素晴らしい功績と思えます。※他のマルクス経済学と一線を画していても、外から見れば継承は自然な考えです。

では、彼らのの見つけた雇用ベースの消費世界とは何だったのでしょうか。

・雇用ベースの世界観

破壊的創造(イノベーションによる需給均衡のシフト理論)は、企業(マーケット)単位の新陳代謝を想定して真理を見つけ出し、市場レベルに拡大しています。
アダムスミスも、国家間の賃金格差を想定するにあたり、マーケット単位の考察を経て労働価値説を築きました。
そして、カールマルクスも、マーケットの考察を経て、資本の有機的構成という仮説(仮説といっても合ってると思いますが)を唱えます。

雇用ベースの世界観を珍しくないというのはですね、彼らがマーケットに通じる真理を市場の論理に拡大利用して使っている、という共通点から言っています。

マーケットを通して経済学は色を変える(着色されると見ても良いか)というのが私の持論でして、
これこそが私の雇用ベースの世界観の発端でもあります。

雇用ベースというのは、単に供給を分業によってどう配分するかという事でもありまして。

この分業について、マーケットから深く分析したのが、スミスからマルクス、シュンペーターに受け継がれたマクロとミクロとは別の系譜の経済学でした。※シュンペーターの破壊的創造はミクロ経済学とされる

そして、分業(雇用)は需要に深く影響を与えます。

そう考えると、経済の相互的な力の出発点は、供給と貨幣と雇用それぞれにあり、需要はその影である。

それらの均衡理論が経済学だという見方がですね、まとめると見えてくるかと思います。

仮説の提唱ですね

経済とは、供給と貨幣と雇用の均衡であり、シフトしながら循環している、需要は遅れてくるその影である。

となると経済という実体が見えてくるかと思います

セイの法則についての反論提議はここまで、比較的面白い記事になったとは思います。
次の記事で限界効用をやりましょう。
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Posted at 2012/07/10 00:49:03

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