最近流行りの出口戦略の思考論に対して、中身のどうのこうので嘘まで出始めちゃう消費税。消費税のキーワードは平等らしいんですけど、入り口と出口の収支の答えは、中身の議論がどうであれ100%変わりません。これが出口戦略の思考論の一番良い所ですね。この理屈は他の話でも変わらないんですよと。今回は、消費税の面白いなと思う所の話。まず、出口収支を覆しちゃいけないのが、議論のルールです。中身がどうであろうと、結論である「収支」は変わらないんですよ。現状ある債務に対する財政均衡の改善ですね、これ消費増税では改善しようがありません。政府の借金返済に対する話ですよ。これ良く見かけるんです、借金を返さないとならない、未来に残せない、だから増税する。債務が改善しない理由、これ色々内容はあるんですけれど、長いですから細かく書きませんよ、結論から言えば、税収が落ち込みますから改善しません、その上、そもそも目的が違うんですから、まず論ずるに値しない論点なんですよと。消費税におけるプライマリーバランスはですね、これは拡大しつつある社会保障に対する収支構造の改善というか、社会保障に対する収入の拡大の話でして、置き換えたがるバカ野郎が少なからず居るみたいですが、債務返済に関する勘違いに対しては消費税は完全に論点に入っていません。では、社会保障に対する税収の拡大ですね、これ中身でどう議論されようが、貯蓄ではなく、多くは所得にかかります、労働力人口から非労働力人口への所得移転の拡大が大部分を占めますと。総需要を1とした場合に、総需要は増えも減りもしませんね、拡大する非労働力人口に需要を移転させる再分配の話が消費税ですからね。これに観点の訳が解らなくなった平等バイアスをかけまして、老人の貯蓄にかけるから平等なんだとした話まで出てます。基本的な動きとして、拡大する非労働力人口への所得移転なんですよとですから消費増税は非労働力人口は賛成しやすい話なんです、平等じゃありませんよね(笑)ところが全体の所得自体が減ってますから、支出も減って文句も出てます、全体として今の社会保障自体が破綻してるんですけれどね。この3点、聞きませんけれど簡単な話ですよね、所得移転、社会保障費に相対した税収システムによるプライマリーバランスの結果が増税、そして破綻してるんだと。ですから、票田を考えた時に、今の政治がどう考えた結果、何故、そしてどうミスリードしてるのかという所で、消費税は面白い話なのかなと。ちょっと話題になっているようなので、消費税は2回目の記事なのかな。書いておきます。以上