2012年07月24日
ちょっと話題になってますLIBOR問題。
平たく説明して予想まで。
世の中には色々な指標がありまして、たとえば為替は通貨価値の指標ですね。
LIBORはロンドン銀行間取引金利という世界的に使われている指標です。
現代経済では、様々な指標を用いて金融商品のリスクや利益を導き出すんですが(金融工学)、その指標部分で2008年ごろから不正な取引があったという事です。
で、この不正が巻き込んだ金融商品の規模の額が少々でかいと。
指標部分の数値の変更といえば、どういう意味が解りそうなもんですが。
で、ですね。
おそらく不正に関わった銀行の賠償責任能力が損害に到底及びません。
これがライボー問題ですね。
まともにやればイギリスとアメリカが吹っ飛ぶのではないかなという話題で、まあ不正も悪いんですけど、ふうつなら大都市のど真ん中で失敗したら起爆する中性子爆弾の解体をしないでしょ?
というので市場も反応してませんが。
強力な爆弾が大都市のど真ん中で見つかって動かせない、という話ですね。
WW3回避のためにも見なかった事にしたら良いのではないでしょうか。
司法的な問題はともかくね。

Posted at 2012/07/24 22:20:43 | |
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2012年07月24日
ハイエクのバブル理論は、
流体力学のボトルネック
つまり渋滞の数理からの研究なんですが、
これと同じ構造をしていまして、近頃のもっぱらの興味は
この逆算と関連する渦の話になっています。
逆算というとですね、
渋滞がバブル理論に適用出きるなら、構造体にした時にどのような形と流れになるのか、経済にそのまま適用出来るのか
ボトルネックが渋滞以外に通用すると仮定すると、たとえば液体ではどうなるのか。
普通に考えると渦なんですよね。
で、経済学に流用出来るパーツがおそらく多いと
ここら辺がボトルネック理論の話です。
ソロスはバブル理論にカオス理論を用いて説明していますが、ボトルネックの味の方が強いんじゃないのか、と思っています
で、選好率で蓋をすると。
というハイエク関連をあさっております。
すんごい簡単な話ですので、やってる人がいるハズなんですけどね。
理論構築を自分で済ませて確認しないと血と肉にはなりませんし、なるほどなあと思いながら知識あさりですね。

Posted at 2012/07/24 22:16:37 | |
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2012年07月24日
ブログの方ぼさっとしてますが(笑)、ニュースから。
どうも世界中で札を刷りはじめているらしいぞという話ですね、特に中国です。
同国はバブルを軟着陸させるために、札を刷って金融資産を買い支えている状態にあるようです。
これはリーマンショックの時の欧米の対応と同じですから、特に倫理的に悪いとも思いませんが、
これらの世界同時的な強制的なマネタリーサプライの増大ですね、この影響が経済にどう関わるのかが焦点となっています。
貨幣数量説からすれば、インフレが予想出来るのですが、札に制限をかけないでデフォルトを組み込んだ場合に、どの程度までインフレが押さえられるのか。
興味深い時代になってきました。
WW3の成立条件はアメリカ国債の暴落(核の傘)くらいでしょうから、そこまで問題は大きくならないのか。
雇用情勢については、輸出産業面で各国の賃金競争が続いています、
これは世界恐慌と全く同じ条件ですから、悪化するでしょう。
このロジックは
少なくとも欧米の金融産業の崩壊分の労働力があまり、各国で輸出枠にパイを求めるなら、需給均衡によって賃金条件が悪化する。
世界恐慌時の通貨安競争の条件と同じですね。
そして輸出産業から国内の賃金に波及効果が出るですね。
過当競争の状態です。
各国の金融政策はビジネスモデルを作るのか?
作らないように思います。
インフレが押さえられれば、財政支出によって解決していくのかなと。
ここら辺が三橋さんの説。
各国の首脳は、現地雇用程度の仕組みも考えられない馬鹿ですから、長引きそうだと思いますけどね。
現地雇用の規制が入った場合に、企業は市場から撤退するか?
アメリカからトヨタって撤退しましたっけ?
現地雇用とシェア化さえ進めば、財政支出に頼る、経済の国家主義化からは逃れられると思うんですけどね。
政策でもっとも問題になるのは、権力の集中による失敗です。
その轍を踏まなきゃ良いんですが。
ちなみ現地雇用程度の政策で(もちろん今の金融政策は前提として)多くの問題が解決出来るかの鍵は時間が握っています、手遅れにならなければいいんですけど。

Posted at 2012/07/24 01:48:46 | |
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2012年07月24日
ブログの方
ぼさっとしてますが。
限界効用を書きましょう。
セイの法則を起点とする供給側からのアプローチ、古典派経済学には
限界革命という転機がありました。
その転機の中核を為す理論群を、限界効用といいます。
1870年代、ジェボンズ、メンガー、ワラルスらがほぼ同時に、しかも独立して基礎を築きました。
内容は需給の均衡理論に微積分を用いるというもの。
「供給が必ず消費されると仮定した場合に」セイの法則
↓
「財を変動させると、効用はどうなるのか」限界効用
という事ですね、効用関数という架空の概念を用いて、欠陥理論セイの法則に従い、供給量を増減やした時に供給が経済に与える影響を予測しています。
要はそれだけの話。
この効用関数の概念にも内容に欠陥がありまして、
物価と効用が繋がりませんでした。
そのある程度の解決が選好率に繋がるんですが、選好率を用いると、
せっかく需給を(ある条件で)固定したセイの法則という仮想世界が生かせない上に、
供給からのアプローチだけでは選好率を用いても、現実経済と乖離しすぎるという欠点が出ました。
ここら辺は実は数学のテクニックと同じ内容なんですよね。
まあ、今でもマクロ経済学とミクロ経済学の架け橋に選好率を用いてるのは、経済学の本当に恥ずかしい所でして。
ミクロ経済学からは今でも選好率に過度の期待がかけられています。
で、近代経済学以降は、マクロとミクロが選好率で繋がってると仮定しています。
経済学のインフレ・デフレの通説なんて正に選好率基準の話でバカみたいな説明しか認めてないんですよね。
限界効用については、
効用関数を財の消費量で微分した物
と覚えましょう。
新古典派以降のミクロ経済学は、マクロ経済学との乖離を選好率のせいとしています、それで近代経済学はミクロとマクロの全くの別物に別れているんですが、厳密に言えばマルクス側の雇用もあります。
ここら辺の雇用の無視は、学問として他の科学より劣っています。
・限界効用の簡単な説明
ビールは1杯目はおいしいが、2杯目、3杯目になるにつれて、必要ではなくなる=効用が低くなる。
という、当たり前と言えば当たり前の理論
歴史的な意義としては数理を用いた経済学の発展の基礎ですから、意義はあると言えば、あるとしか言えません。
ただ、その内容は上記のようなセイの法則という特殊な条件下の思考実験でしかなかった訳です。
今でも、需要側からのアプローチと供給側からのアプローチの両方を相反する物として聞くことがありますが、その原因は今回の記事の内容に新古典派が誤解をさらに重ねた結果と言えます。
インセティブが、富を産むなんて理論も時間選好率から来てるのかな?
ここら辺は解りませんけれど。
新論や宗教が勝手に入る環境に経済学はあります。

Posted at 2012/07/24 01:45:14 | |
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2012年07月16日
グローバル化の最たる反論根拠のハズなんですが、
輸出産業の国内賃金への波及効果とその切り捨て辺りは、誰がまとめてるのかな?
ジャンルにするとマルクスかミクロ経済学になるか、簡単な話なのに珍しく見つかりませんね。
・波及効果
構造山なりのトップダウンに広範囲に効果が広がっていく効果の事を、波及効果と言います。
・輸出産業の国内賃金への波及効果と切り捨てとは
簡単に言うと輸出産業の労働者の賃金をトップダウンに国内賃金が決定されるという物
※平均賃金
この例外は負債産業となりますが、例外を含めて当たり前の話でもあります。
・経済は貿易(経済交流)によって成立する。
私は貿易の拡大が無条件に需要を増やすという話は嫌いなんですが、要は貿易って経済交流の規模の尺度が大きいものでしかないんですね。
経済交流を成立させなければ、経済は発展しませんが、
近代からの歴史を紐解くと、高賃金による産業切り捨て効果なる物がある事に気づきます。
有名なのは
日本が朝鮮を併合した時の日本農家の不況です。
安い朝鮮作物(この原因は賃金)が国内に流入した結果、日本の農作物の価格は大暴落し朝鮮は豊かになり、日本の農家は娘を売ったという話。
賃金による産業の切り捨て効果は他にも、
戦後日本の軽工業、林業、鉱業など
実例は広範囲に及びます。
このような過去の出来事の反省点もあり、関税という制度が使われています。
※不正取引の防止という話もつきますが、こちらは国内産業の保護ですね
・経済交流の成立を前提にすると、輸出産業の賃金は国内賃金のトップダウンの起点である
新しいマーケットの賃金というのは高いんですが、波及効果として輸出産業に遥かに及ばないという物ですね、
賃金による産業切り捨てを前提に、無条件に成立させなければならない産業が、輸出産業です。
ここら辺は非常に簡単な話で必ず誰かがやってるハズなんですが、見つかりません、
言葉使いが特殊なジャンルなのかな?
こういう時に広辞苑的な人材が居ると楽なんですけどね。

Posted at 2012/07/16 19:29:00 | |
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