2012年04月29日
さて、転形問題を引っ張り出します、所得の分配機能の説明の大半を占めるであろう、元締め利潤調整仮説。
平たく言えば生産がどう労働価格に転化するのかオキシオ理論のマクロバージョンです。
これは座という供給力絞りの内容に集約されます。
元締めに集まる利潤によって、分配方針が決まりますよ、ですから元締めの数が重要ですよ、元締めの利潤把握も重要ですよと書きました。
ミクロ経済学と勘違いされますが、当たり前かつ簡単な話ですね。
この分配においてかつて成功したのが日本です。
→元締めの数が多ければ利潤は分散するしかなく物価の変動は大きくなる
→物価は変動が大きい方が適正値になりやすい
→という事は物価とは元々安定していない物です
3段活用。
物価の安定と不況化なんてのは昔から言われてる事で、安定化を叫ぶ人こそが市場原理を無視しているとも言えます。
地方なんて元から少ない元締めを締め出して大型店舗認可なんてするから(笑)
衰退なんてしちゃいました。
物価なんてのは個人個人に決めさせた方が良好なバイアスを得られるんですね、競争にさらされてる企業は平均するとネガティブなプレッシャーを受けているようです。
この中で価格の決定権→労働価格→独占分野をミクロ的に確保してしまう。
これがかつての日本でした。
これからどうすれば良いか大まかなな方針は自明ですね。

Posted at 2012/04/29 08:38:34 | |
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