2012年09月24日
経済の予想のために、類似例を探したりするんですが、近年あった北朝鮮のデノミは意外と面白い題材だったと思います。
デノミ前の北朝鮮では財政政策の影響でしょう、同国の国民には意外と貯蓄があったそうで、格差が広がりつつありました。
ですから潜在的なインフレ傾向が大きかった、同国では供給も整ってないのに通貨が増えつつあったんですからね。
確たる外貨獲得手段が無いのに、何故中国との貿易が拡大傾向にあったのか、北朝鮮の財政政策(軍事力の維持)が支えていたと言っても過言ではありません。
その貿易収支の民間側の負債をデフォルトしたのが、北朝鮮のデノミだとすると、同政策は一概に悪い結果と非難する事は出来ません。
北朝鮮の財政政策の延命になるからです。
Wikiから
『2009年11月30日、北朝鮮は同国通貨ウォンの100分の1のデノミを行った。北朝鮮では1992年にも「貨幣改革」と称して新旧通貨の交換が行われたことがあるが、当時の比率は1対1だった。今回のデノミには一世帯あたり10万ウォン(非公式レートで約3000円)の上限額が設けられ、それを超える現金は事実上北朝鮮政府に没収される。市民の間では不満と混乱が生じており、政府は対策として銀行預金者に10分の1の「優遇」レートを、また、1世帯あたりの交換額が旧10万ウォンに満たない世帯には「配慮金」として一人当たり新500ウォンを支給する
。しかし、混乱が続出し、2010年3月18日には労働党計画財政部長朴南基がデノミに伴う経済混乱の責任を問われ処刑された
』
貯蓄を失った事による混乱がいつまで続いたのか書いていませんね、北朝鮮はたった一人の処刑で政府の負債ともいえる、国民の貯蓄、通貨のデフォルト、経済のリセットに成功したとも取れます。
※国の外債は違いますけど
共産的な市場の考えとして決して無しではないでしょう。
この混乱が長引いた原因は恐らく同国の供給不足による物が大きい。
国のデフォルト自体多い世の中で、通貨の方だけをデフォルトするというのはある意味革命的なやり方とも取れます。
※ただし、記事で取り上げたドイツの例に習えば、通貨のデフォルトという手法は確立されている
北朝鮮が立ち直るかという予想の中で、同国に優位性のある外貨獲得手段が、財政政策以外に無いというのは面白い論点になるかと思います。
一方で、今後北朝鮮が優位性のある供給側として立ち直る可能性は、軍事力の規模からいって、派閥の問題でもあります、軍縮が出来ませんから皆無と言っても過言ではありません。
同国家首脳陣は、超長期的な政権を維持しますから、資質が仮にあっても、安定的な施策が上手くいかないとなるなら、人として腐るんじゃないかな(笑)と予想します。
人口政策や農業などで負担を減らしつつ、財政政策のための通貨デフォルトを繰り返したら面白いんですけどね。
外債の折り合いが問題か。
この財政政策に供給も持っているのがアメリカの経済です。
※クラウディングアウトは途上国と先進国の格差、投資効率の差から、統計手法として無理感が否めないので、複数の否定根拠を何処かでやりますか
特に東南アジアの新興国成長路線との矛盾が大きい
アメリカ側の通貨デフォルトの予想は、正直予想は国民の生活破綻前に、集中投棄が来てそのあとはどうなるか解らないといった所。※投資に規制を儲けたら延命がいくらでも可能とも思いますし兼ね合いで好きに出来るでしょ
となると、アップルの株価はその前哨戦、原油の値上がりは兆候とも取れます。
対インフレ政策で原油の規制を設けなければなりませんから
今中東が危ないんだと思いますけれどね。

Posted at 2012/09/24 10:17:15 | |
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