2012年10月07日
左翼のトレンド思考というのは、規準がよく解らないという話題です。
その規準は左翼思想を基盤に育ったハズの私からも、不可解な結論を多く産み出します。
その原因が何なのか、よく疑問に駆られますが
接してみると、いくつかの層が存在するようで、
・本来の自由思想を廃した反体制のアナーキズムの亜種というトレンド
・自嘲をトレンドとしてマジョリティと解釈する文学派
特にこの二つが目立つのかなと感じます。
その前に、権利云々の話。
政治思想を語る前に
http://www.visualecture.com/type/index.html
自分の考えが、どの属派に入るのか、その理由が何なのか、自分の個性を理解しないと、他人の考えを理解する事は出来ませんよという物。
左翼思想の中での矛盾を見ると、どうもそれを通り越してるように見えるという話。
まあでも、権利が全てに先立つと理解出来るのかなーという話も多々あります。
その中で、私みたいなのが特に解釈に苦しむのが「ファッション左翼」。
最近知った言葉なんですが、団塊世代の呪いでもあります。
70ー80年代の遺物だそうで、ニヒルな俺、反体制の俺格好良い、という思想のファッション化が現代に残ってるという物。
そのトレンドの主流が先に紹介した反体制と自嘲のマジョリティ化です。
実際こういう例をネットでは良く見るんです、
訳の解らない自嘲を理屈に組み込んで、マジョリティの意見として扱い、反論をうけると、自信があるのはマジョリティではないよと。
こういう流れ(笑)
もしくは、反体制なら、何の自由だか解らない自由を原理において、反論をうけると、自由じゃないのは民主主義じゃない。
マニアックで文化的、トレンドとして扱わないと、ああ君は「違う」のね、と。
そこに理屈は無いんです。
もう本当にこういうのは出会うと気持ち悪い。
ただネットとしては、使い方は間違ってなかったりしますが(笑)
このようなファッション左翼が、左翼の一端だということは、全体の評価としてもったいないのかなと思います。
少子化の中で、こういう政治的なボトルネックを内包していく社会は先々危ういんじゃないかとね、危惧してしまいます。
その最たる例が大手のマスメディアなんですから。
まあ、政治思想なんてのもファッションと変わらないんですよね(笑)

Posted at 2012/10/07 13:55:16 | |
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