2013年02月09日
その時その時の認識で、答えが変わってくるのが、経済の世界
通貨のお話ですね。
一言で言えば、通貨とは物々交換のための債権です。
ならば債権者は、債務者はと、なりますね。
発行者である(中央銀行は独立している所もありますが)政府と個人の多重債権が通貨です。
物々交換以外にも、労働力が買えるか。
債務者は、限界効用に従った未来の供給力です、古典の話ですが、納得できる話。
債務が破綻すると、債権は紙屑同然となります、これがインフレの一つ、コストプルインフレ。
債権を手にいれる方法が、労働所得と不労所得です。(労働価値説)
まとめると、本当にこれだけになってしまうのですが(笑)
どれだけ発行したかを、中央銀行がバランスシートに書き込んでおくと。
これが通貨の一つのルールであります。
もう一つの通貨のルールが貨幣数量説。
債務に対して、債権を勝手に増やすと、価値を失う。
対して債務に対して、債権が足らなくなると、価値が高くなる。
流通量に従って物価が変わるとする、貨幣数量説です。
つまり財政インフレ。
そして、限界効用と労働価値説。
債権を手にいれる方法が、多様化すれば流通量に従って債権は安くなる。※必然的に債権が多く使用されるので、経済成長を果たす。
逆に債権を手にいれる方法が限られれば流通量に従って債権は高くなる。※必然的に債権の使用量が減るので不況となる。俗にデフレ不況
これがディマンド(需要)プルインフレ
及びサプライサイド政策の考え方。
そして、購買力平価説からは、生活水準の上昇に伴って通貨はその価値を増すとあります。
インフレと経済成長のトレードオフと覚えましょう。
最後に、限界効用と需給曲線
繰り返しになりますが、債務が減ってしまえば、債権はその価値を失う。
債務が増えれば、債権はその価値を増す。
コストプルインフレの類いとなります
・物価
つまり、物価のインフレ(デフレ)というのは、
債権と債務と債権の入手方法のバランスになります。
通常通貨の債権者である国は一つではありませんから
経常収支として債務と債権のバランスが、他国との通貨の相対的な比率で変わっていきますよと。
・流動性の罠
話題の財政インフレではディマンドプルインフレにならないという課題。
通貨にも限界効用が働くという話に近いのですが、
デフレから脱っせないというのは、経常黒字があるからです。
以上、簡潔にまとめた解りづらい通貨のお話でした。

Posted at 2013/02/09 00:43:50 | |
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