2013年02月11日
適当に通貨とはシリーズから
雇用について。
通貨を債権と見立てた時に、その債務は限界効用に従った将来の供給力としましたね。
この債務の担保となるのが、雇用(失業率)となります。
まあ、要は今も誰かが物つくってんだから、物(将来の供給力)もあるに決まってる、債権の価値も維持できてんだと。
今雇用があるなら多分債務も問題無いでしょうと。
雇用と債務がトレードオフとなっている事が解ります。
そして、債権を新たに手に入れる方法。
労働か不労所得ですね。
(労働価値説)
この労働側が、雇用となります、大丈夫ですよね、現代は大部分がサラリーとなっています。
定義上から雇用は、債権の入手方法、及び債務の保証となりました。
債権、債務、債権の入手方法この三位一体の世界が通貨の世界となっています。
マルクス経済学は、効率化によるサラリー(労働による債権の入手方法)の崩壊と、債務の保証の乖離から、資本主義が終了するという物。
えーと、資本家以外が債権を手に入れる事が出来なくなるからですね。
つまり、債務&債権(通貨)だけ残って、雇用(債権の入手方法である労働)が無くなる。
このデフレ不況が拡大していくとした訳です。
雇用については、さらに哲学的な解釈を広げましょう、宇野さんの理論では
資本主義は差違性による利潤を産み出すシステムとなっています。
つまり、新自由主義の推し進めるフラット化ではなく、何かしらのボトルネック、これが雇用。
比較優位もボトルネック前提の話。
通貨を債権とした定義上では、債務内の債権とその入手方法となりますが、
宇野理論では、さらに、同定義を前提とした、資源の移動にかかる負荷そのものと、通貨という債権の普遍的価値に見合う価値創造が、その差違とされる雇用となりそうです。
ちょっと物価についての定義も変わりそうなので、記事を空けますよ。

Posted at 2013/02/11 20:38:29 | |
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