2013年07月23日
前回の記事が、参議院選挙前日ですか。
非常に空気読まないタイミングだったんですね、今回反省を踏まえ政治の話なんて書いてみましょうか。
最近の政治なんてのは、極論のパッチ当てで動いてますよね。
ギリシャにしても、破綻してから緊縮のコンセンサスを得ましたよと。
逆に言えば、破綻してなければ緊縮のコンセンサスは得られてませんよと。
まあデモしてますが。
前に市場原理は最適化ではなく、手遅れの論理が多数を占めるんですよと書いたんですが、政治なんてその傾向が特に顕著だと思います。
目立った失敗の修正案がコンセンサスを得やすい。
これは手遅れの論理です。
特に民主主義なんてのは、手遅れになった病状を見て、対処療法で動くと。
この手遅れについても書きました、物理的限界が来るまでは、手遅れと感じる早さは人それぞれ違いますよ、手遅れを手遅れじゃないと考えれば手遅れじゃないんですよと。
そうやっていく内に、病巣は末期病状まで進行します。
で、この対処療法、意味あるのかという話もあるんですが。
最近の経済の話で、良く聞く政策、つまりコンセンサス、興味を得るであろうなという話題は、ほとんどがこの対処療法なんですね。
えーと、大まかに言えば、緊縮、賃金、物価、ですか。
これね、進行してる病巣に対して効果があるか微妙な所です。
ですから、私なんかは極論を用いて病巣を放置するなら、その手の対処療法は全て意味が無いよ効果が無いよと言ってしまいます。
まあ、実際に長期的には意味は無いでしょう。
上手く行ってる時は、対処療法で充分です。
衰退時には、先読みか本質的な論理を必要とします。
拡大する病巣から目を反らして、対処療法を無限に増やして行っても、対処療法の効果は限界を迎え、その費用も限界を迎える訳で
これ官のパーキンソンの法則にも繋がる話かと思います。
マーケティングで有名な話で、記録媒体の費用対効果が年これだけ改善しますとの予想がされてました。
この予想に対して、赤字先行投資で、シェアの決定的なアドバンテージを得たのが、えーとどこだっけな(笑)
ド忘れしましたがアメリカの企業の話ですね。
市場には手遅れの論理だけでなく、先読みの論理もあるのです。
この先読みの論理は、民主主義にも通じるハズですね。
物事を上手く進めるためには、先読みの論理と手遅れの論理、そして、過去から予想される本質的な論理、3つの論理の併用が必要になります。
私なんてのは、先読みしたがる対処療法の人材だと思いますから厄介者ですが
対処療法に対して、先読みは責任が個人に付きまといます。
ケインズは、先読みの人材でしたね。
彼は先読みの結果として、戦費債権で一時英国経済の責任を一手に引き受けました。
対して今、日本に、結果として対処療法を好む傾向が世間にまん延している状態というのは、それは手遅れ対処型の人材しか居なくて、未来を切り開く人材が日本に涸渇しているという話なんじゃないかなと思います。
特に政治の分野でですね。
この対処療法なんてのは、病巣と軸がずれると費用ばかりが増えていき、挙げ句は副作用なんてのも出てきます。
反原発しかり、アベノミクスしかり、緊縮しかりですね。
最終的には対処療法の矛盾に振り回されると。
対して、本質的な論理と先読みの論理は理解するのにも実行するのにも難しいんです。
何かに対立するような話でも無いので、民衆の興味も引きません。
政党政治云々の前に、今こういう政治が流行ってるんですよと、書いてみようかな思いました。
この対処療法万歳は民主主義の欠点ですよね。
今の政党政治の欠点ですか、それも色々書けるんでしょうが、私の今の日本の政治への興味はここまでと。
政治なんて道筋さえ合ってれば誰がやっても同じ。
まったく反省の見えない記事ですが(笑)
以上

Posted at 2013/07/23 22:32:43 | |
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