2013年09月03日
公共財及び共有財ですね、ローカルコモンズの階層を限界としますが、多人数によって運用すると、より効用の高まる資産がありますよとしました。
このローカルコモンズは、一度ピックアップしたい所。
今の全体の流れとしては…
→経済のダイナミズムは通貨の流れではなく、都市集積による雇用の発掘と都市の衰退に帰結しますよ
※通貨は財政支出と都市集積の実態を反映
→そのためには持続性のある需要とその密度の集中が必要になりますよ
→さらに衰退に対抗して、財政支出に頼らない都市作りも提案しました、ローカルコモンズと仮定した都市中心部の減価とゾーニングをおすすめしますよと。
このローカルコモンズについてですね。
インターネットの繋がり、SNSなんかもローカルコモンズになるんじゃないかと、今回そういうお話。
・友人関係は、ローカルコモンズである
ある資源及び事に対して、互恵を得られる排除的な繋がり。
これは、遊びでもその定義を充たします。
組織図の作れる関係、コミュニティ、企業、家族、友人関係はローカルコモンズの条件に当てはまるということです。
ローカルコモンズの最小単位は、個人の繋がりとなりますね。
このローカルコモンズは、人類の発展に伴って、社会単位の分業にまでなりました。
つまり、社会とはローカルコモンズの上層なのです。
・インターネットによる新たなローカルコモンズ
人と人との新しい経路は、新たな互恵の場を提供しました、SNSなんてのも企業提供ですが、持続性を重視して互いのマナーをまもり合うローカルコモンズになりますよね。
互恵は薄いかもしれませんが。
そして、やはりその独占性は公共財と同じように、多くの利益を産み出しました。
・共有財のつながりが薄いローカルコモンズも成立する
非競合の定義を充たさないんですが、私たちの社会ではどんなに共有部分が薄くとも、共有部分が発生します。
これらそれぞれの共有財、共有部分を、ローカルコモンズと仮定した時に、互恵についての効用の最大化についてですね、今やってるんですが、ローカルコモンズの効用について仮定する事自体は可能でしょう。
・ローカルコモンズは社会性である
共有財=社会性の延長に通貨がある時に、まあ、貨幣も互恵のためにその価値を暗黙の了解で守っているとすると、これまたローカルコモンズになるんですが、人と人との繋がりによるそれぞれの社会の濃度ですね、ここに通貨の原点があるように思えます。
某匿名巨大掲示板もローカルコモンズと仮定した時に、希薄性の強い共有部分も少ないあらたな社会が現代に産まれたと。
ネットについての昨今の批判に繋げても面白いですし、あらたな社会と考えて見ても面白いですね。
以上

Posted at 2013/09/03 18:58:39 | |
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