2011年12月06日
ゲーム理論を元にした需給の均衡値モデル
マーシャル曲線の話です。
マーシャル曲線を用いて、前提条件の変わらない完全競争下で供給だけを増やしてみたケースで考えてみましょう。
当たり前ですが、価格は変動せず需要も増えずに
以降生産量が余ります。
価格反映へのプロセスは
先行投資と固定費用の回収だけはしたいという損得のマインドが働かないと価格(均衡値)も動かないのです。
前提条件は供給以外に変わらないとしましたから価格が動くハズがありません。
つまり、原価を無視して在庫を市場に出さず処分してしまうか、
物価を下げてでも在庫を売るか。
二つの選択から
売るという判断があって、初めてマーシャル曲線は物価に有効に働くのです。
例えば農家は限界費用以上になる物価を優先して生産品(供給)を廃棄します
これはどの業界でも行われてる事です。
マーシャル曲線の無視。
供給調整は価格の不当な操作でしょうか?
農作物は過剰供給しなければ不作の時に飢えてしまうのですが。
仮に供給調整が不合理だとするとリスクヘッジは出来ず、市場は大きな失敗を犯してしまいます。
これは自由主義経済に反するのか一度聞かせて頂きたい所です。
では限界費用以上の価格について。
チューリップバブルから物価の乖離。
オランダで1637年に起こった世界最初のバブル経済です。
供給不足かつ人気分野としてチューリップに投資が始まりました。
需要に対して供給が間に合わないのだから物価が上がる。
では需要とはただの人気なのでしょうか。
そんな事は無い、使えるお金と人気が需要ですね。
つまりこの時期オランダにはお無駄に金が余っていた事になります。
需要が有り余り、供給が間に合わなかったので、需給曲線による均衡値は収入より遥か上に乖離してしまいました。
人々のお金を吸いとって物価が上昇。
供給が強化されます。
そして供給量が増え、余ったお金が無くなると暴落。
これがチューリップバブルの内容です。
一応の均衡値理論を守っていますね。
供給の安定している市場と仮定すると、限界費用より上なら、物価は需要によって自由に動く事が解ります。
※ただしチューリップは需要の消滅によって暴落。
過剰供給で市場は当分機能しなくなる事も解りました。
供給が何なのか、
この話では物価調整に合わせた一製品の生産量とだと解ります。
問題は需要です。
この需要が何なのか解らず、我々は苦労してきました。
今も苦労しています。
供給において、需要とは、人気とお金だと解りました。
では人気とは
個人の必需度です。
必需品を優先して買わないで飢えたり、着る服が無いのに車を買う人は居ないでしょう?
出来れば車も欲しいのですが。
前述したチューリップは新たな金儲けの手段という必需度の変動によって、人気を得ました。
例えば木こりにとっての金儲けの手段とは例えば斧です。
雇用に関わるなら必需度は高いでしょう?
そして需要の要素は次にお金です。
当たり前の話ですが必需度が高くてもお金が無いと何も買えません。
ではお金とは
収入+使える資産(貯蓄と負債)
ですよね。
収入とは供給によって生産1サイクルで得られるお金で、例えば雇用です。
『需要=必需度(収入+使える資産の一部)』
こうなる事が解ります。
車を買える位まで誰かの収入を増やせば、車の消費量は増えることになります。(気持ちの問題もありますが)
驚く事に既存のマクロ経済学はこれほど簡単な需要の理解さえしていません。
購買力を増やしたいなら賃金を上げて参加人数を増やす、自明の理屈さえ自分では考えられないのです。

Posted at 2011/12/06 20:52:19 | |
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2011年12月06日
資本主義のやり方というか、原理。
供給不足分野が利潤(資本)を産み出し、リーダー(資本家)が産まれます。
そしてリーダーがどこに利潤(資本)を投資するかを決め、供給不足の分野を見つけ出し開拓する。
共産主義よりは理にかなったやり方でした。
皆でリーダーを分業してしようというのが、株式投資です。
開拓可能な分野に人気が集中、過去では考えられないほどの短期間で市場を骨の髄まで開拓しつくし、得た資金によって技術を発展させます。
製品が産まれ続け
流用出来る技術なら流用。
発展するにはまさに夢のようなシステムです。
問題はリーダーのモラルハザードとイノベーションの枯渇でした。
開拓しつくした市場は過剰供給となり価値決定権を失いデフレとなります、それでは多くの利潤は得られません。
これが多くの市場が辿る成長曲線です。
モラルハザードリーダー「賃金下げちゃえば良いじゃない。利潤が増えなくて皆困ってるんだよ、成長しないのにリストラ出来ないとか、経営努力が足りないんじゃない?」
この時点でカルテルでも結んで市場を凍結させてしまえば、この市場は需要の牽引役になります。
価格を限界まで競争しないといけない、この幼稚な発想はどこから来たのでしょうか。
・検証
マルクス経済学、これはもう古典の学問ですが、ここでも過当競争の果てに共産主義の出現があるとしています。
自由放任による資本主義の延長は共産主義に続く前の破綻過程への道です。
当然カルテルは有り。
ケインズ経済学、競争原理に手をつけましたっけ?
自由主義経済、出た悪玉菌、GHQ繋がりの公正取引委員会。
非常に古い考え方なんですね。
完全競争下では利潤が得られずリスクヘッジも出来ません。
この考え方の肝は何も考えない共産主義です。
市場原理を考えない生真面目な官僚制が、全うなカルテルの邪魔をしてたんですね。
※公共事業に対するゼネコンなどのカルテルは、市場原理から離れすぎているのでこれは否定してしまいます。
自由主義経済の要は個人がいかに価格決定権を持てるかで、大企業それ自体が価格を不当に下げるカルテルと言えます。
過剰供給市場も全然自由じゃないでしょう?
ですから自由のために当然規制。
さてさて、モラルハザードリーダー(自由主義経済の主張者は結果論からすれば阿呆と断言出来ます)の世迷い言によって途上国への雇用の移動、リストラや、派遣業が蔓延。
一時的な利潤や雇用の流動性(苦笑)を得た変わりに、結果莫大な需要が失われ代わりに負債が産まれました。
※需要とは平均賃金と参加人数に近い数値となってしまうのでGDPを否定してしまいます。
雇用の変わりに得られる一時金ですね。
この無理矢理得た利潤は資本主義下では投資に使われるハズでした。
投資先は供給不足の分野です。
イノベーションの枯渇で国内にはどこを見回してもそれが無いのでデフレスパイラルかつ国債安定へ。
投資家の居る意味は現状あるのでしょうか?
世界的なお金余りは資源インフレという投機問題にしかなって無かったですね。
挙げ句経済は需要がなくなり不況へ。
投資家さんも段階的な規制が必要という事になります。

Posted at 2011/12/06 11:26:34 | |
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2011年12月05日
・説明
当ブログは完全競争下の一製品の市場の需給モデルから
全体の実経済モデルを作ってしまう野心ブログです。
投資するに充分な魅力を持っていると保証します。
【計算式】
さて、一製品の市場です
需要=賃金(生産1にかかる平均)×生産量
固定費用は他の市場で需給一致してますから抜いてしまっています。
生産量=需要内の参加人数(購買力)×製品サイクル
ようはお金を持ってないと参加出来ない市場があります。
となると
需要=(平均)賃金(生産1にかかる)× {需要内の参加人数(購買力)÷製品サイクル}=供給
はい、需給一致しました。
均衡値があると仮定したモデルで一つの市場を細かく見ると当然こうなりますね。
これをチューブに見立てて自分の尻尾を食べる蛇みたいだと表現しました。
となると人口から割り出して必需度の高い製品を優先して下から上に段々と積み上げしまうのが現状の分業制の貨幣経済になります。
ならば労働力を
必需品を作る労働力と
その他の余剰労働力に分けられますね。
必需品を作る労働力を必要労働力と名付けてしまいました。
そして
需給曲線と資源権利、利便性を参考にした価格決定権があります。
価格決定権によって
・仮説
必要労働力>余剰労働力
が成り立つと予測しました。
必需製品の段が一段増えると豊かになります。
これをミルフィーユに見えるとしました。
製品を一段増やすのに必要なのはイノベーションです。
ただし段を統合する商品は不利益に。
市場は効率化していきますから、
イノベーションの枯渇は致命傷。
過剰供給下では非効率化させて雇用をシェアしなければなりません。
※2万人で上手く回っている経済で流通革命(どこでもドアー)、製品が増えない前提で、1万人の雇用が失われるとしたらどうしたら良いか。
需給の一致してる製品市場の和が完全競争下での実経済です。
さて、完全競争下を前提にすると利潤が発生しない上に、全ての賃金が均一になる事を発見しました。
余った人口は労働価値では評価する事が出来ない事も発見。
そこから全てを逆計算、デフレとは?インフレとは?
賃金お金とは、労働価値の評価であり格差意識によって作られる物だと解ります。
(国外への技術流出対策として、雇用の格差規制をしないとか阿呆?貿易する気なし?死ぬの?本音)
よって
(賃金の平均化を前提とした)総賃金(格差意識と価格決定権による均衡値)+負債=総需要
仮に実経済の有効需要の底上げをしたいなら市場の参加人数を増やす事です。
=賃上げか雇用創出
・仮説
利潤(貯蓄、資本)を産み出す1サイクルが
(賃金の平均化を前提とした)総賃金=実経済
負債と利潤(貯蓄)が現資産としました。
実経済(1サイクル)+現資産=経済の定量評価
極めて解り易い納得のいく?(苦笑お腹いっぱい)経済モデルですね。
マル経を基礎哲学、ケインズ経済学を特需景気(+α)理論としてしまいます。
※両方たいして勉強してないから結果論で
【結論】
これで得られる結論は
負債が大きいからどうにかする事と(当然)
貿易のバランスを取りながら需要回復のために物理的にインフレをさせて、そこに有効な雇用を押しつけろという事です。(納得)
【発展】
考えるだけでは何も出来ないが、現状放置すると全てが破綻してしまうので(ギリシャを代表とする欧州問題)、投資価値は充分にあると予測。
誰がどうやって誰に投資?
私にお金を寄越しなさい^^(笑)
知識は理解出来れば誰でも実践出来ます。
現状の問題の大きさに気づくのですが。
自由主義経済とグローバル化程度の宣伝は必要でしょう。(結論あれもやっぱり共産主義でした)
ただしあちらのパトロンは国家。
こちらの現状は個人。
お金をくれと言ったらくれますか?(笑)
投資効果は他の経済学よりも群を抜いてますが対象が現状知識であるということ(ようはまだ投資先がない)。
クリック詐欺でも始めるか?

Posted at 2011/12/05 19:48:29 | |
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2011年12月05日
マルクス経済学の発展は日本に無いのかなと、探しました、ありましたね。
社会主義思想の方と繋がってるようで色眼鏡で見てしまいます。
ただし、こちらの考えをされる方は、責任や理論に賛同さえ得られないマクロ経済学者や自由主義経済のエコノミストの方よりは至極まともに近いです。
では何故、現状本流で無いのかです。
数値推移で計算出来なく投資価値が無いから。
資本主義下では致命的と言えます。
他国のように製造業を移転させて破綻するよりはマシと思えるのですが、短期的な投資価値と考えると非常に苦しい。
資本主義は供給不足分野による労働価値の評価の増大によってリーダーを選出、リーダーが供給不足の分野を探して投資をします。
個人がお金に変えられない分野なら価値はありません。
個人から見て、平等には労働価値が無いという事です。
自由主義経済はこの点で投資家的にマルクス経済学に勝っています。
そのせいで世界中が破綻寸前ですが。
対してこちらは閉鎖型規制経済主義とでも言えば良いでしょうか、マトリックス奴隷経済主義でも良いです(笑)
上手くいけばどうでも良い。
問題は短期的な投資価値を得られるかです。
ある分野をインフレさせて参加価値のある賃金の雇用を市場にぶちこむ。
規制型の大型カルテル経済と言えば良いでしょう。
負債の問題はなお残りますが、あっという間に需要が回復(出来ない国あり)
現状の不況は一時的には反転すると保証します。
この考えに賛同を得るには今のリーダー的に投資価値があるかどうかです。
リーダーは誰でも良い。
つまり投資してくれれば、やりますよ、やれますよ、回復させますよと。
それだけの事です。
必要なのは理解ではなく、投資価値にみあった、支持とお金です。
もっとも敵対勢力は大きそうですが。
自由主義経済やグローバル化は国家がパトロンとなり長い間経済界にテレビのように垂れ流しの情報で宣伝されて来ました。
宣伝の仕返しには投資や人材が必要であり、
支持が形に結びつけなければ現状は勝手に破綻に向かってしまいます。
ようは対価、お金を頂ければ私は働きますよと。
投資価値が他よりあり、人気を得て、解決に至るそれが資本主義です。
これは投資すれば返ってくる問題かな?
ああ、数字に出さないと理解出来ないか。
GDPなんて未だに信じてる人は居るんですか?
簡単に出来る統計学の破綻方法を教えてください。

Posted at 2011/12/05 17:03:18 | |
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2011年12月05日
経済と国の財政はリンクしています。
当然の事ですが、国は経済から税収によって財源を得て経済によって発展した市場に国債を買ってもらいます。
そして財政は国のインフラや社会保障に回されます。
経済と国家財政二つの問題は同時に扱う物であり、離れ業などは元から出来ません。
現代経済の抱える矛盾はここにあります。
本来経済を基盤に主張すべきである、身勝手な個人の権利、社会主義思想と
経済全体と個人の権利を優先すべきである、個人思想による世界への背信、自由主義経済
二つの毒が考え方の主流なのです。
経済と国家財政どちらが欠けても話にならない。
二つの重大なモラルハザードのせいで市場原理の転換期は遅く、大きな問題となって訪れてしまいました。
私の提示出来る解決方法はたったの3つです。
・ある程度の元本と金融の雇用と負債を全て忘れてしまう
・市場原理と規制を用いて負債きちんと返してしまう、もちろん返すためにはインフレが必要で、元本の価値は下がりますが返ってこないよりはマシでしょう。
・このまま全てを破綻させてしまう
経済の担い手は私たちにあり選択肢を持つ事は可能なハズです。
賢明な方が増えると良いのですが。

Posted at 2011/12/05 16:59:41 | |
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