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ゆーりっく2のブログ一覧

2013年01月05日 イイね!

貨幣制度と生産性の歩留まり。

えーと、日本の歴史観から貨幣制度ですね。

貨幣制度上に、生産性の歩留まりという物が、おそらくあるという話。

歩留まりとは、生産において不良品を除いた比率になります。

貨幣の注目点は、価値保存のための、低減価率と、複製阻止のための製造技術力です。

ここから弥生時代の、銅鐸と青銅性の剣は、豪族同士の貨幣だったのではとも言われています。

お米も条件を満たしますね、物々交換により貨幣の役割を担った品を、物品貨幣と呼びます、日本では、米と布が貨幣の役割を果たしました。
布の染料といえば、尾張の織田信長の資金源でしたし、制度に先だってしていたお米の先物がやめられなかったのが徳川家康。


一方で古代の貨幣制度は、上層階級から下層に広がっていきます。

奈良時代710-
に日本最初の流通貨幣である和同開珎(わどうかいちん、わどうかいほう)708-(和銅元年)が鋳造・発行されます。

この流通は畿内に限定されました、貨幣制度には、金属資源が必要になりますが、当時の日本に条件を満たす資源は多くなく、中国から流入する貨幣(宋銭)が貨幣制度を担っていきます。

そして、貨幣制度が活発化したのが、鎌倉時代1185ー

個人が作った(私鋳銭)、ビタ(鐚)銭の話なんて覚えがあるのではないでしょうか。
中国が明、日本が室町の時代に入りますと、明の基準通貨が紙幣と銀になりまして、貿易用に永楽通宝を鋳造し始めます。

この貿易の仮定で、明の江南地方や、日本国内で作られた私鋳銭、南宋の戦時貨や明銭自体の不良銭が混入し始めました。

その多くが粗悪な質でしたので、悪銭、鐚(ビタ)銭と言われ商売に避けられたという話。

ところが、貨幣制度を担っていた中国は明が海禁(日本で言う鎖国)を始めまして、経済のハードとしてのマネーサプライの低下は、18~19世紀欧州でやりましたね、デフレになります。


そして貨幣需要の高まりの背景の中、絶対的な貨幣の供給量が足らなくなっていき、日本では鐚銭が貨幣の主流を担っていく事になります。(欠けたり、すり減って文字が読めなくなると鐚銭になりますので、既存の貨幣も鐚銭になっていきますね、私鋳銭の横行だけの問題でも無い話だったのです)
※室町幕府の選銭禁止などを参考にどうぞ

そして、戦国時代にもなりますと、産出量の増えつつあった金や銀を大名が貨幣に加えたり、江戸時代にも色々ありましたが、それらが安定と

これが日本の貨幣制度の成り立ちです。

・貨幣需要を満たす物は何なのか。

インフレの原理からすると、要はサービスの拡大でしょう?

・インフレ3つの原理

サービスの拡大→自然利子率の上昇→ディマンド(需要)プルインフレーション

コストプルインフレーションも忘れてはいけない。

需給曲線に従い相互的にディマンドを得られない、サービスは供給側が値上がりする。※例えば貿易ね

もしくは、供給が需要に対して足らなくなると、値上がりする。

これが、所謂コストプルインフレーション。

そして、貨幣需要に対して過剰な供給を行う

いわゆるリフレ政策や豊満財政による、財政インフレーション。

簡単に言えば、この3階層がインフレの原理です。

・内、財政インフレの本質

どこかで、財政インフレというのは、貨幣供給というサービスの延長ですよと書きました。
財政インフレもサービスの拡大、自然利子率の上昇の一面と取れる部分があります。

つまり、生産される付加価値の拡大を購買するために、インフレーションが起こると。

この付加価値に歩溜まりがあるでしょうと、インフレ原理の内の、ディマンド(需要)プルインフレ内の自然利子率の話ですよ。

これがケインズの提唱した、乗数効果にですね、要は、労働分配率の事です。

歩溜まり、つまり資本の死蔵、貯蓄の話。

歩溜まりが生産性を制限すると、これが話題のデフレ不況、ストックとフローの関係になるのではないかと思います。

先日思い立ちました、蓄積した資本は、サラリーの崩壊によってどうなるのか。

資本はフローを失うと、立ち木枯れになるのか、直ぐに萎れてしまうのか、

そこの所の提議をしてみたいので、一度やってみましょうか。
Posted at 2013/01/05 23:59:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | モブログ
2013年01月04日 イイね!

新年からマルクス経済学の疑問

明けましておめでとうございます。

新年早々、えーと、マルクス経済学で疑問に思った事がございまして、

マルクスは労働価値説から、資本の有機的構成の上昇により、労働価値が崩壊すると予測しました。

要は資本主義の中の、サラリーが崩壊すると言ったわけです。

なら、蓄積した資本はどうなるの?
という話。

ここら辺にリフレ政策の妙がありまして、デフレの面白いところでもあります。

蓄積した資本価値はどう下がっていくのでしょうか。

経済全体のフローが低下していく中で、貨幣価値が相対的に増していく、そして各国はリフレ政策で貨幣を無理矢理増量していっています。

労働価値が低下していくのに、貨幣価値は上昇していく。

ならば、資本はどこへ?

まま、提議だけの話ですね。

以上。(笑)
Posted at 2013/01/04 21:41:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | モブログ

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