PCOCC-Aが製造中止になり国産主要ケーブルメーカー3社(サエク、オヤイデ、アコースティックリバイブ)はどう動いてどう考えたか・・・
なんか壮大な書き出しです。
以前のブログから読まれている方にはもうおなじみの新素材PC TRIPLE Cにみんなかわるんでは?なんて思う方がほとんどなんでしょうが・・・少し面白い動きがあるので事情を踏まえて紹介します。
とその前にPCOCC-Aの特徴を書いておいたほうが後々の説明がわかりやすいので書いておきます。
単結晶導体なので結晶ムラが少なく電導効率が良い。(迷走電流による悪影響を抑えることで附帯音や電気的な歪みが少ない)つまり導体としてみたら流すことに対して非常に優れているのでえぐみが少ない。
それが製造中止になって困った・・・どうしようってことなんですがここからが3社の考え方
<サエク>
新素材PC TRIPLE Cにより安定した低音域を活かした音つくり。コスパにすぐれた綿糸介在を使用し普及モデル帯でも素材の特徴を前面に押し出しPCOCCでは出せなかった厚みのある低音を売りにしている。素材の音という部分を重視しPCOCCとの差別化をはかる。
<アコースティックリバイブ>
新素材PC TRIPLE Cをつかってということは同じなのだが、PCOCCよりも劣っている部分(高音部分独特のくせや歪みっぽさ)を少なくするためにシース部分にふんだんに投資をし、PCOCCのいい部分とPC TRIPLE Cのいい部分ををねらって作っている。その分コストは高くなるが同素材を使うメーカーとの差別化をはかっている。
<オヤイデ>
今回はPC TRIPLE Cではなく全くの新素材102SSCを使用。
この102SSCとはなんぞやねってことなんですがまだ詳しい音は発売まえなのでわかりません。
しかし、考え方としてはPCOCCの再来を意識しているようだ。
銅線を作る過程で出てくる表面の付着した不純物を徹底的に除去することで歪みのない音を狙うという発想のようだ。詳しくは102SSC オヤイデで検索していただきたい。
とまあいろんなところで新しいものが出てきています。
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Posted at
2014/10/05 20:50:57