2012年06月27日
不定期開催電線日記のコーナーです。
今回は音を聞かないで音の傾向を推察する方法です。
そんなうさん臭い話…と思わないで聞いて下さいませ。
m(_ _)m
【グループ①】
スープラ、モンスター、クライナ、モニターPC、ナノテック
【グループ②】
キンバー、レグザット、AET、アクロリンク、ワイヤーワールド
この2つに別れたグループには各グループ共通のことがあります。
はて?
音色?
(・◇・)?
ではありません。
グループ①は比較的柔らかく、エネルギーバランスが中低域にある音ですね。
グループ②は輪郭はある程度しっかり描きフラットバランスな音ですね。
だからどうしたって?
(ρ°∩°)
実は構造上にも共通点があるのです。
①は導体の芯線が非常に細い物を多く束ねていること。また導体が柔らかいこと。
②は導体が太くある程度の硬さを持っています。
ということは…
芯線の太さと柔らかさで音の輪郭を締めたり、緩めたり、毛束の量でエネルギーバランスを調整してるということが推察できるということですね。
ご存知の方も多いですが、高音と低音では、導体の通る場所が違います。
高音は導体の表面(外側)を通り、低音は導体の中央(中側)を通ります。
だから、導体の中の芯線の細さや寄り方を複雑にしてるメーカーもありますね。例えば、ガイザーケーブルとか、ゾノトーンとか。
前の日記のことを踏まえると、解像度、音の硬さ、輪郭はある程度、ケーブルの構造を見たり触ってみたら推察できるというわけです。
そんなこんなで次回はケーブルの素材についてを予定してます。
Posted at 2012/06/27 22:01:18 | |
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2012年06月25日
今日から、電線のスペックによる音の傾向を書いてみます。
第1回目は銅の純度について、
よく4N銅だの6N銅だの書いてるのを見たりしませんか?
このNはnineの頭文字です。
だから6N銅は99.9999%の純度となります。
じゃあ、Nが増えるとどうなる?
同一メーカーであれば、Nが増えるにつれて解像度が上がるのと、音のスピード感が上がり、レンジがワイドになります。温度感は下がる傾向です。
ということで以下簡単にまとめました。
4N銅
温度感が人の声に暖かさを感じる。
昔の電話やラジオの配線に多い。濃厚でビンテージサウンドを堪能したい人向き
5N銅(6Nハイブリッド)
現実にはこの線単体で使われることは少なく、6N銅とのハイブリッドで使われることが多い。
基本的なスペックを持つ6N銅に声の温度感を上げる為に用いられる。一般的な電線。
6N銅
音楽的に最も多く用いられる電線。
音の芯も太く、パワー感も出しやすい。
エネルギーバランスをしっかり感じることができるので使いやすい。レンジもそこそこ。音楽的に汎用性が最も高い。
7N銅
ここからいきなり傾向が変わるので要注意。音の粒が細かくなり、レンジ感が広がる。ただし、温度感は下がるので、ヴォーカル物を聞く人にはリアルな解像度の反面、声の温度感に違和感を感じる人もいる。
8N銅
高解像度、レンジ感音の抜け、圧倒的なスピード感。
音が見えるように感じることができます。これも好き嫌いがありますが、
あえてサブウーファーに7Nを入れてみたり。ツイーターは6Nでしゃりつきを抑えたり、いろんな使い方がありますね。
ヘッドユニットの温度感をかえたりできますね。
銅の純度って意外に自分のシステムの調整するヒントになりますね。
(゜∇゜)
次回は、銅線の太さと柔らかさの傾向についてを予定します。
Posted at 2012/06/25 23:44:57 | |
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2012年06月17日
最近カーオーディオどうよ?
よくいろんな人から相談される。
夢みて一生懸命働いてお金を貯めて買ったアンプ、スピーカー、ヘッド。
いいと思ったはずなのに、理想とは違う。
そんな人はよく言う。オーディオって難しいと。
じゃあ何でこのアンプ、やスピーカーにしたの?
ネットで評判がいいから、とか、他の人がいいからと言ったとか、ショップのオススメだからとか、他の人が付けてるの聞いて良かったからとか。
自分の求める在るべき姿がありながら、他の人がつくった音を当てはめてる。
僕が常に感じること。いい音がする車は必ずコンセプトが見える。いいたいことが伝わるから気持ちいい。それはかけた金額どうのじゃなくて。だけど、自分のシステムじゃないということは忘れて欲しくない。
自分のいいたいことを伝えてくれるシステム。
素敵じゃないですか?
だから物の声、作り手の声を聞いてアンプ、スピーカー、ヘッド、ケーブルを選んで欲しい。
なんて最近よく思う。( ̄∀ ̄)
Posted at 2012/06/17 01:18:42 | |
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